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米国株式市場=急落、トランプ氏巡るロシア疑惑で政策遅延懸念(17日)

ロイター 5/18(木) 6:55配信

5月17日水曜日-ニューヨーク株式市場は、トランプ大統領によるロシアへの機密情報漏えい疑惑など政治的混乱を受けて、3指数とも急落。トランプ大統領が2月にコミー前連邦捜査局長官(FBI)に対し、ロシアとの癒着疑惑を巡り辞任したフリン前大統領補佐官に関する捜査終結を求めたとの報道が重しとなりました。こうした背景に投資家のリスク回避姿勢が強まりました。
またトランプ氏による情報漏えい疑惑をめぐっては、与野党から懸念や批判の声が上がっており、トランプ政権が掲げる税制改革や規制緩和などの政権実行が遅れるとの懸念が背景から「トランプ相場」をけん引してきた金融株などに売りが出て、株価全体の下げを先導しました。JPモルガン・チェースは3.8%安、バンク・オブ・アメリカは5.9%安、ウェルズ・ファーゴは1.9%安、ゴールドマン・サックスは5.2%安で引けました。
株式投資家の不安心理は、VIX指数「ボラティリティ・インデックス」にも表れました。この数値は“恐怖指数”とも呼ばれ、数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感をもっているとされています。この日、ここ一ヶ月の間で一番高い数値を示しました。
トランプ政権へ不信感が強まる中、安全資産とされる金の価格が上昇。金相場が3週間ぶりに高値をつけたことに反応して金鉱株に買いが入りました。アングロゴールド・アシャンティは4.1%高、ハーモニー・ゴールド・マイニングは3.5%高と上昇しました。
ダウ平均の構成銘柄は下落が多く、下げたのは、ゴールドマンサックス、JPモルガン・チェース、アップルなど、上げたのは、ユナイテッドヘルス、トラベラーズ、コカ・コーラなどでした。ロイターの沼田靖子がニューヨークからレポート。

最終更新:5/18(木) 6:55

ロイター