ここから本文です

志望校決定の前に「入口」・「出口」とカリキュラムに注目![中学入試]

ベネッセ 教育情報サイト 5/18(木) 12:05配信

お子さまの志望校を決定する際、ぜひ注目したいのが、入学時の難易度はさほどではなくても、難関大学の合格者が多い学校です。生徒の学力をよく伸ばしている学校の教育には、どんな特徴があるのでしょうか。
今回は、「学力を伸ばしてくれる学校」の見つけ方とカリキュラム・マネジメントについてお話しします。

「学力を伸ばしてくれる学校」とは?

生徒の成長は、もちろん合格実績だけではかれるものではありませんが、入学時の難易度と合格大学の難易度、つまり「入口」と「出口」の難易度を比べることで、学力がどのくらい伸びたかの目安がわかります。森上教育研究所では、毎年「学力を伸ばしてくれる学校」について、「人気国公立大」「早慶上智」「GMARCH」の合格実績をもとに分析していますので、ぜひ参考になさってください。

<2016年版>
http://oya-skill.com/pdf/20161225_1.pdf
http://oya-skill.com/pdf/20170216_1.pdf

学力をよく伸ばしている学校の教育は、どこが違うのでしょうか。
各学校で様々なアプローチがありますが、子どもとたっぷり対話しながら、その子独自の考え方を引き出していく工夫がある、ということは共通していると思います。

学力を伸ばす教育の特徴――自由な発想を引き出し、考えるプロセスを磨くしくみ

たとえば、宝仙理数インターには、その名も「理数インター」という名の教科横断、課題解決(PBL)型の授業があります。この授業ではiPadを使い、一人ひとりの発想が生まれ、自由に発言しやすい環境を整えており、生徒たちは自分の考えがみんなに受け入れられ、形になる経験を通して自己肯定感を高めています。先生がたは「いちばん楽しみな授業は理数インター」と生徒にいわれることを目標に指導しているそうです。

また、かえつ有明では、「サイエンス」というPBL型の授業で、「答え」ではなく「答えを導き出すためのプロセス」を磨いています。たとえば歴史であれば、「教科書を脚注や図表などすみずみまで覚える」のではなく、「教科書の本文を、自分なりに再構成できる」力をつけることが目標だといいます。たとえば戦国時代、自分が信長だったら、秀吉だったら、あるいは「朝鮮王朝の王」「日本に布教に来た宣教師」だったら…というふうに、立場を変えて歴史を眺めることで、思考力は豊かに膨らんでいくのです。

特に成績が中程度の場合、間違えるのを恐れたり、「自分の考えにたいした価値はない」と思ってしまったりしがちです。学力をよく伸ばしている学校には、一人ひとりのアイデアを生かして問題解決をしていく過程で、自己肯定感を高めるしくみがあると思います。

1/2ページ

最終更新:5/18(木) 12:05

ベネッセ 教育情報サイト