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関東の鉄スクラップ電炉買値が反発、湾岸周辺メーカー引き上げ

5/18(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 関東地区で電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格が反発した。堅調な船積みを背景に湾岸価格がジリ高で推移。入荷が落ち込んだ湾岸周辺の電炉メーカーで買値引き上げの動きが広がった。上げ幅は500~2千円と各社まちまちで、17日時点でのメーカー実勢購入価格(H2)は2万3500~5千円どころ。湾岸価格(H2)は2万4500~5千円に切り上がっている。目先も入荷促進を図るため値上げの動きが散発しそうだ。

 今週の関東湾岸の船積み量は6万トン超と、需給均衡の目安とされる週5万トンを上回っている。関東鉄源協同組合による輸出船積みが来週27日まで継続することも地区需給の引き締め要因となっている。
 大型連休明けに湾岸価格が先行して上昇したことでメーカー入荷は減少傾向。必要な入荷量を維持するため16日から一部の湾岸周辺メーカーが1500~2千円の値上げを実施、17日からはその他で500~1千円の値上げが見られた。
 湾岸周辺メーカーの値上げを受け、足元は東京製鉄宇都宮工場の特級(H2)買値である2万3500円が地区安値になった格好。東鉄宇都宮は集じん機の更新に伴い18日まで炉休の予定だが、湾岸価格のジリ高が続いており、目先も入荷状況に応じてメーカー各社で買値引き上げの動きが続きそうだ。

最終更新:5/18(木) 6:02
鉄鋼新聞