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平戸を「オリーブの町」に 活性化へ耕作放棄地活用 農園代表・磯本さん

長崎新聞 5/18(木) 10:32配信

 長崎県平戸市大久保町の農園「赤秋オリーブ」(磯本重明代表)で、白く小さなオリーブの花が咲き誇っている。磯本代表は「近い将来『平戸オリーブ』のブランド名で販売し、活性化に貢献できれば」と意気込んでいる。

 磯本代表(67)は地元で海運業を営んでいたが59歳の時に廃業。当時、耕作放棄地の有効活用を模索していた佐世保市の建設会社に誘われ、瀬戸内海に浮かぶ小豆島のオリーブ作りを見学。実が苦く、カラスなどの食害が少ないオリーブの良さを知ったという。

 磯本代表自身も親から譲り受けた畑が耕作放棄地となっていた。「若いころの青春のように、実りの熟年期を迎えよう」と、2011年に自宅前の耕作放棄地(15アール)に苗木計45本を植栽した。

 オリーブは現在、33アールで計約100本栽培する。平均約4メートルまで成長している。

 15年に実130キロを初出荷した。昨年は幹を食い荒らすオリーブアナアキゾウムシの被害に遭うなどして出荷量が落ち込んだ。今年は生育が順調で、10月中旬に約150キロの収穫を見込む。

 同市の田助港を見下ろす農園で、オリーブが潮風と太陽の光を浴びながら米粒ほどの花を付けている。磯本代表は「今はオリーブの実は福岡などに販売している。平戸はまだ耕作放棄地が多い。今後は多くの仲間を募って、古里を『オリーブの町』に育てるのが夢」と話した。

長崎新聞社

最終更新:5/18(木) 10:32

長崎新聞