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バンコク王宮近くの爆発、時限爆弾か タイ国内に衝撃

西日本新聞 5/18(木) 10:11配信

 タイの首都バンコクの王宮近くで15日夜、爆発があり、2人が負傷した事件で、捜査当局は現場でタイマーの破片が見つかったことから、時限爆弾が使用された可能性が高いと判断。反政府勢力による犯行の疑いがあるとみて調べている。

 爆発は15日午後8時半ごろ、王宮から約1キロ離れた国立劇場前で発生し、女性2人が軽傷を負った。警察は当初、火薬の痕跡がないとして爆弾の可能性を否定したが、地元メディアによると、現場付近で時限装置とみられるタイマーの破片が見つかったという。

 バンコクでは新憲法公布前日の4月5日夜にも、王宮から約2キロ離れたごみ箱で爆発があり、2人が軽傷を負った。4月の事件では時限装置が見つかっており、手口が似通っていることから、当局は同一犯の可能性があるとみている。

 王宮には昨年10月に死去したプミポン前国王の遺体が安置され、王宮前広場では火葬施設の建設が進んでいる。

 タイ人にとっては、敬愛された国父が眠る「特別な場所」なだけに、その周辺を狙った犯行は国内に衝撃を広げている。

 5月22日には2014年のクーデターで現在の軍事政権が誕生して3年の節目を迎えるため、プラユット暫定首相は16日、治安対策の強化を指示。国防省報道官は「(事件は)軍政に対する人々の信頼に影響を与える」と述べた。

=2017/05/18付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:5/18(木) 10:11

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