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神戸製鋼の中国銅合金条スリット拠点、今期加工量5%増目指す

5/18(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 【中国・蘇州発=遊佐 鉄平】神戸製鋼所の中国・銅合金条スリット加工拠点「蘇州神鋼電子材料有限公司」(SKCT)は今期、月間加工量を前年比5%増の月530トンまで引き上げる。自動車用端子コネクタ需要が好調に推移しているほか、半導体向けも車載関係を中心に底堅い。こうした需要を取り込み、過去最高量だった昨年実績をさらに上回りたい考え。

 SKCTは2005年に設立され、06年から量産を開始した神戸製鋼の銅合金条スリット工場。長府製造所で製造した広幅コイルをスリット加工し、現地需要家に供給している。
 SKCTのこの数年間の加工実績は、14年に当時では最高量となる月450トンを記録したものの、15年は一転して月400トン割れまで減少。その後は営業の強化などによって、16年は月500トンへと加工量を増やした。
 足元の中国市場は、自動車の電装化の動きを受けて端子コネクタ用板条の需要が拡大。さらに半導体向けも車載や家電関連からの引き合いが増加している。こうしたマーケットの拡大に対応し、今期は加工量を前年比5%超となる530トンまで引き上げる方針。井上洋一総経理は「現時点で土日や夜間も設備を動かした状態で稼働率は8割を超えている。月600トンを年間で維持する水準まで需要が高まれば次の投資が視野に入るかも知れない」とした。

最終更新:5/18(木) 6:02
鉄鋼新聞