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十和田に国内最大級の木製サッシ工場完成

デーリー東北新聞社 5/18(木) 10:38配信

 首都圏で住宅建築などを手掛ける東京組(東京、中野渡利八郎会長)が青森県十和田市八斗沢に建設を進めていた、国内最大規模の木製サッシ工場が完成し17日、現地で落成を祝う式典と新工場の見学会が開かれた。6月から本格操業を始め、来年度には千棟分の木製サッシ1万5千本の生産を見込む。中野渡会長は取材に対し「先進国の中でも日本は木製サッシの導入が遅れている。5年後には主流になるように取り組む」と意気込んだ。

 同社を誘致した青森県と市、同社の3者は昨年1月、工場の立地協定を締結した。誘致企業による市内への工場設置は14年ぶり。

 工場は昨年4月に着工、今年4月28日に完成。延べ床面積は2798平方メートル。資材に県産スギ約370本を使った木造建築で、自然を感じられるデザインとなった。

 同社の子会社「日本の窓」(同市)が工場を運営。製造する木製品はサッシに加え、室内建具や家具の生産も予定している。従業員は27人で、うち25人を地元から新規採用。今後35人程度まで増やす計画だ。

 木製サッシは、アルミサッシに比べ熱伝導率が低く、断熱性と遮音性が高いのが特長。材料には県産スギを使用する。機械設備をイタリアから導入し、一部作業を自動化したほか、完全受注生産で低コスト化や効率化を図る。

 この日は、関係者が木製サッシ製造の工程を見学。その後の式典で、小山田久市長は「観光スポットにもなる立派な施設。地元のスギを使うことで、地域経済、林業が盛り上がると期待している」と祝辞を述べた。

【写真説明】
新工場を見学する関係者=17日、十和田市

デーリー東北新聞社

最終更新:5/18(木) 10:59

デーリー東北新聞社