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米政府がテロ警報を発令。「911以降で最大級の脅威」

ホウドウキョク 5/18(木) 18:55配信

米国土安全保障省(DHS)は5月15日、「我々は911テロ以来、最大級の深刻なテロの脅威に直面している」とするテロ警報を発令しました。

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ここには、「外国テロ組織は引き続きインターネットを利用して、すでにアメリカにいる個人に対し、テロ行為を実行するよう触発し、支援し、指示を与えている」とも記されています。

「外国テロ組織」として想定されているのは、特にアルカイダと過激派組織「イスラム国」です。


アルカイダは5月14日、「西側で殉教しようとしている者へのアドバイス」と題するビデオを公開し、911事件の首謀者であるウサマ・ビンラディンの息子とみられるハムザ・ウサマ・ビンラディンが、「ターゲットを慎重に選び、敵にできるだけ大きな害を与えよ」などと呼びかけました。

このビデオ公開(14日)とDHSのテロ警報更新(15日)が関係しているのかどうかは不明ですが、DHSの指摘する「インターネットを使ったテロ攻撃の呼びかけ」の具体例がこれであることは、間違いありません。


また17日には、今度はイスラム国が「我々は彼らを我々の道へと導く」と題する欧米でのテロを呼びかけるビデオを公開しました。

ビデオにはアメリカ人の他、カナダ人、イギリス人など、イラクのモスルで戦っている(いた)戦闘員らが登場し、各々が自国の人々にローンウルフ攻撃を実行するよう呼びかけています。

こちらが、アメリカ人戦闘員。 【上記リンク参照】

またビデオの終盤には、ラスベガスや…ニューヨークや…
その他、病院や銀行などアメリカにある様々な施設の映像が映し出され、特に自動車を用いたテロを推奨する構成になっています。【上記リンク参照】

この自動車を用いたテロ実行ガイドは、すでに半年前に出されたもので、2016年12月ドイツのベルリンでのテロ、2017年3月イギリスのウェストミンスターでのテロなどにおいて、このガイドが「活用」されているように思われます。

アルカイダもイスラム国も、定期的にテロ実行の呼びかけを行っているので、新たなビデオが出されたこと自体に驚く必要は全くないのですが、アメリカ政府が国内テロ発生の危険性を非常に深刻なものと受け止めているということは、そう判断するだけの複数の材料があるととらえるのが妥当です。

ちなみに、イスラム国が自動車テロで狙えと言っているのは、野外の祝賀行事やパレード、人通りの多い道、屋外のマーケット、集会などです。特に外国に出かける方は、ご注意ください。

最終更新:5/18(木) 18:55

ホウドウキョク