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糖尿病患者の高齢化に対応、経腸栄養品を国内生産に切り替え

ニュースイッチ 5/18(木) 16:05配信

アボットジャパンが年内にも

 アボットジャパン(東京都港区、坂本春喜会長兼社長)は、低グリセミック指数(GI)値の経腸栄養製品「グルセルナ」を年内にも日本での現地生産に切り替える。糖尿病患者の高齢化が進む中で、迅速な製品供給や日本のニーズに合った包装形態で提供できる体制に改める。製品の供給体制を強化し、拡販に弾みを付ける。

 国内の協力会社に製造を委託する。これまで欧州から製品を輸入していたが、調達期間の短縮が期待できる。

 従来の包装材は缶だったが、経腸栄養チューブの接続口が付いたソフトバッグ、アルミニウムパウチなど2種類の包装材に変更する。内容物の移し替えや容器を洗浄する手間が省け、介護者の負担を軽減できる。細菌感染のリスクを低減し、安全な投与に寄与する。

 グルセルナは血糖値の上昇率を示す「GI値」が低い経腸栄養製品で、糖尿病患者の糖質の吸収に配慮して作られている。世界70カ国以上で販売し、日本でも15年以上の販売実績がある。

 日本の糖尿病患者数は2014年調査で約316万6000人と、前回11年調査から増加している。その大半が高齢化しており、経腸栄養製品の需要拡大が見込まれている。

 アボットジャパンの武知秀幸取締役栄養剤製品事業部プレジデントは「日本の医療ニーズに適した製品を順次、提供する」方針だ。

最終更新:5/18(木) 16:05

ニュースイッチ