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マニアに評判!スマホの木工拡声機 福岡の元高校教諭が作る

西日本新聞 5/18(木) 11:27配信

 福岡県行橋市高瀬の元高校教諭、池田晃三さん(64)がスマートフォン向けの木工拡声機を作り、木工マニアの間で評判を呼んでいる。20、21の両日、行橋赤レンガ館(同市大橋3丁目)で作品展を開く。

 地学の先生をしながら、約30年前に木工を始めた池田さん。2003年に自宅2階の居間に作業部屋を設け、「のほほん木工房」と名付けた。これまでに婚礼家具を造った経験もあり、作品を紹介するホームページを立ち上げたり、動画投稿サイトで製作過程を披露したりしている。

 木工拡声機の製作を思いついたのは約2年前。スマホを机の上に置くと、音が大きくなることに気付いたからだった。厚さ2センチの木板を電動糸のこで同心円状に5段の蛇腹に切り抜いて、直径約10センチのらっぱを作り上げた。スマホの音をらっぱに運ぶ木製の管と、スマホを置く台も自作。第1号機が完成した。現在、蛇腹51段、直径85センチの拡声機を創作するまでになった。

 製作で最も難しかったところは、電動糸のこの刃の角度。少し斜めに傾け木版を切り抜くと、なめらかな蛇腹が出来上がるという。試行錯誤を重ね、最適の角度を探した。

 現在、らっぱ部分を木でなく、トランペットやトロンボーンの先端部分を用いた作品も手掛ける。うわさを聞いた人が訪ねてくることもあるという。

 展示会では、拡声機約20台に加え、自作の電動扇風機なども並べる予定。アマチュアカメラマンの知人の写真も一緒に飾るという。両日とも開館時間は午前10時~午後5時で入場無料。池田さんは「ぜひ、生の音を聞いてほしい」と話す。

=2017/05/18付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:5/18(木) 11:27

西日本新聞