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Bリーグの5大プレーを徹底解説!「BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5」

バスケットボールキング 5/18(木) 18:30配信

 毎節、Bリーグのタフショットを厳選してピックアップする「BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK」。白熱のチャンピオンシップとB1残留プレーオフの中から選ばれたタフショットトップ5を大塚商会アルファーズ(B3所属)の青野和人ヘッドコーチに解説してもらった。

解説=青野和人(大塚商会アルファーズ ヘッドコーチ)

【1】千葉#2富樫勇樹 栃木ブレックスvs千葉ジェッツ Game2
 千葉の圧倒的な攻撃に対し、栃木が2つ目のタイムアウトが取りにくい時間帯に千葉#2富樫選手が先読みからのスティールを連発。会場が静まり返る中、さらにトランジッション(ディフェンスから速い展開でオフェンスに切り替わる展開のこと)で富樫選手の技ありのタフショット。左のスピードドリブルの前に栃木#11須田選手がコースに入りに来るのをみてスピンムーブでゴールの逆に回り込む。ボールを守りながら最後にバスケットカウントまで狙おうとする余裕さえ見える。

【2】栃木#13渡邉裕規 栃木ブレックスvs千葉ジェッツ Game1
 前半の得点差の貯金はあるものの内容は一進一退。残り12秒で千葉#33タイラー・ストーン選手の個人技で鋭いレイアップ。渡邉選手の凄いところはその華麗なレイアップで一見第3クォーターが終わったような雰囲気の中、ボール出しを早くさせる冷静さ。頭でしっかりと6秒をカウントダウンしながらドリブルで運び、ディフェンスに詰め過ぎずに手前で流れながら打っている。この技ありのショットに会場は総立ち。

【3】A東京#35伊藤大司 アルバルク東京vs三遠ネオフェニックス Game1、Game2
 ロングシュートのブザービーターは滅多に出ない。A東京#35伊藤選手は週末に2度もやってのけた。1つ目は土曜の第1クォーター終わりにハーフコートからフォロースルーをしっかりと残しながら時間を掛けた綺麗なシュートフォーム。Bリーグ初代王者に向けてのチャンピオンシップ初戦の緊張をほぐす瞬間となった。2つ目はディフェンス2人に囲まれ体勢も崩しながら決めている。1つ目との違いは、狙える時間は一瞬だが、しっかりボールを構え軌道を作っている。その集中力は一流選手ならでは。

【4】三河#21ギャビン・エドワーズ シーホース三河vs琉球ゴールデンキングス Game1
 第3クォーター始めに琉球#7レイショーン・テリー選手のアグレッシブなオフェンスであっという間にゲームを振り出しに戻す。均衡したゲームの中、両チームの走り合いの時間になった。三河の簡単なシュートが決まらず逆に琉球が得意の速攻を仕掛ける。エドワーズ選手の執念の戻りでテリー選手のレイアップをブロック。テリー選手がファールをアピールする間にエドワーズ選手は全力でオフェンスに参加。セーフティーガード(速攻に備えてポジションを取るガード)に対してビッグマンが走ってくるほどのアドバンテージはない。ファールもしにくい3対2からの想いの詰まったダンク。三河は#5アイザック・バッツ選手がボックスアウトされ、得意のインサイドを封じられる中で選手交代を早め(開始2分)に行った鈴木貴美一ヘッドコーチの采配もカギ。

【5】横浜#1川村卓也 秋田ノーザンハピネッツvs横浜ビー・コルセアーズ Game3
 語り継がれるタフショットが生まれる。恐らくこれを見た誰もが声を上げた瞬間だったであろう。秋田の残りショットクロックを目一杯使ってのシュートのリバウンドと取った瞬間は7秒。秋田全ブースターの「横浜の川村選手だけには打たせるな」という心の声が選手に届き最大4人が止めにかかる。ファールをしてフリースローで延長に入ってしまうのを恐れてディフェンスも両手を上げるのが精一杯。スピードドリブルから2人目を引きつけスピンしての3Pショットはブザーと同時に吸い込まれる。スピンにより一度ゴールから目を切り、飛びながら打つことでシュートにアーチを作る冷静な判断力。何よりも「このシュートが落ちれば降格してしまう」という瞬間に力まず綺麗に撃ち抜く川村選手のメンタリティには誰もが驚いた。

BASKETBALL KING

最終更新:5/18(木) 19:38

バスケットボールキング