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「芸術か、醜物か」議論呼んだソウル路の“シューズツリー”

5/18(木) 18:39配信

ハンギョレ新聞

作家のファン・ジヘ氏、作品の説明会を開いて説明  「まだ設置中…捨てられた靴が生まれ変わる」 20日午前10時から開放…夜8時に開場式

 ソウル路7017(歩行者専用路として再生された旧ソウル駅高架道路)のオープンが3日後に迫り、ソウル路7017からソウル駅広場まで設置された“シューズツリー”(靴の木)が議論を呼んでいる。

 シューズツリーは高さ17メートル、幅10メートル、長さ100メートル規模で設置される美術作品だ。1カ月前から3万足の靴や廃タイヤなどを一つに束ねて巨大な山を築いた姿で設置され始めた。これを見て複数のメディア媒体やインターネットの掲示板などで「醜い」「ぼろ・ごみの山のようだ」という酷評が集中した。

 このような議論が広がると、この作品を設置している作家のファン・ジヘ氏は17日、ソウル市庁で作品の説明会を開いた。ファン氏は「今までは支柱に靴を結いつける基本作業中だった。その過程がそのまま大衆に露出されて批判を受けることになり、まだ体を洗ってもいないのにお風呂に入ったところを見られた気分」と話した。ファン氏は「設置中の作品を巡って芸術か醜物かを語ることはできない。作家がどんな気持ちを込めて伝えたいのか、その結果が本当にそれほど醜いのか、少しだけ待ってほしい」と話した。

 この日公開された、完成されたシューズツリーの鳥瞰図は、さまざまな種類の花と木がリサイクル品を囲んでいる姿だ。夜は靴などのリサイクル品に数千個の小さな灯りがともる。“シューズツリー”は1億4000万ウォン(約1400万円)ほどで作られたが、ほとんどが運搬と支柱の設置に費用がかかった。靴やタイヤなどはすべて捨てられたものをリサイクルし、作家はお金を受け取らずにプロボノ(才能寄付)で作業に参加した。

 ファン氏はまた「私はもともと庭園美術家、環境美術家なので、最初は花と木だけで作ろうとしたが、廃棄されるところだったソウル駅高架がソウル路7017として生まれる過程にインスピレーションを得て、ここに似合う構造物を構想した。私たちが捨てた靴、廃棄処分した自動車の部品のようなものが、新しい価値を得て芸術品として生まれる過程を見せたかった」と意図を説明した。英国で優秀な庭園芸術家に与える「チェルシー・フラワーショー」会長賞と金メダルを何度も獲得したファン氏は「2011年に英国で『ヘウソ』(解憂所)というテーマでインスタレーションを行った時は、英国のキャサリン妃の母が私の作品を『トイレ』(便所)と呼び批判したが、実際にショーが始まると多くの賞賛を聞いた。多様な観点で見られる作品が良い作品」と自信を見せた。結局、評価はオープン後訪問した市民たちが下すものとみられる。残念ながら展示期間は5月20~28日の9日間だけだ。

 一方、ソウル市は20日のオープンを控えソウル路7017周辺をお祭りムードで満たすさまざまな行事を公開した。午前10時の全面開放を皮切りに、空中公園ではギター、電子バイオリン、奚琴(ヘグム)の演奏やインディーズバンドの公演など、さまざまな街頭公演が開かれる。開場式30分前の午後7時30分からは、高架ではヨーロピアンジャズトリオの公演と共にソウル路7017に千個の照明がともる。夜8時に万里洞(マンリドン)広場では50人余りの「ソウル路7017市民合唱団」の公演で公式開場式が開かれる。21日には2千人が高架公園をゆっくり歩くソウル路7017開通記念「亀マラソン」大会が、万里洞広場では市民の競演プログラム「ザ・ドラマー」が開かれる。

ナム・ウンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/18(木) 18:39
ハンギョレ新聞