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相次いで発生した“安倍スキャンダル”

ハンギョレ新聞 5/18(木) 6:56配信

森友スキャンダルは静まっていたが 今度は加計学園に特別待遇疑惑 「獣医学部の新設、総理のご意向と聞いた」 朝日新聞、文部省文書を暴露

 日本の安倍晋三首相に森友スキャンダルに続く別の学園スキャンダルが起こった。安倍首相の知人が理事長を務める学校法人の獣医学部の新設に政府が便宜を図った疑惑を裏付ける文書が暴露された。安倍首相は3月、極右性向の大阪の森友学園小学校設立の特別待遇に関与したというスキャンダルに巻き込まれたが、最近世論は比較的静かになっていた。しかし、新たなスキャンダルに火がつき、再び危機に追い込まれている。

 朝日新聞は17日、加計学園の獣医学部を新設する計画について、設立を助けるのが「総理のご意向だと聞いている」という内容が含まれた文部科学省の文書を暴露した。昨年作成された「獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項」という題の文書には「平成30年(2018年)(獣医学部)開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」と書かれている。「これは、(総理)官邸の最高レベルが言っていること」と書いたくだりもある。別の文書には「総理のご意向だと聞いている」という内容もある。安倍首相側が加計学園の獣医学部新設に影響力を行使したという疑惑は、週刊誌などを通じて以前にも出ていたが、今回は具体的な内容が書かれた文書が公開されたため波紋が大きい。

 日本政府は獣医師の数が増えすぎているという理由で、この52年間獣医学部の新設を許容してこなかった。しかし、文部科学省の文書が作成されて1カ月後の昨年11月、文部科学省と内閣府は2018年に1校に限り獣医学部の新設を許容する共同告示を出した。唯一応募した加計学園は、国家戦略特区のある南部の愛媛県今治市で獣医学部設立の手続きを進めている。

 加計学園は岡山理科大学を運営しており、理事長は安倍首相とよくゴルフをし会食もするなど親しい間柄だ。安倍首相はこれまで加計学園理事長について「知人だからゴルフもして会食もしたが、頼まれたことはない」と話してきた。菅義偉官房長官は報道について「あの文書がどういう文書か、作成日時や作成部局だとか、そういうものが明確になっていない。いちいち政府が答えるべきじゃない」と話した。野党である民進党の蓮舫代表は「安倍首相と夫人の友達だけに配慮がなされていた疑惑は深まった。衆参院が一体となって問題を明らかにする」と話した。

東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/18(木) 6:56

ハンギョレ新聞