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「炎に包まれた警察官が窓から転落…」 目撃した住民、恐怖語る 沖縄・うるま市の放火事件

5/18(木) 10:45配信

沖縄タイムス

 沖縄県警石川署は17日、うるま市内のアパートの一室で、別の傷害容疑で逮捕に来た県警の捜査員2人にガソリンのような液体を掛けて火を付け、重軽傷を負わせたなどとして、住人の職業不詳の男(51)=うるま市=を現住建造物等放火と公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 調べによると同容疑者は17日午後2時35分ごろ、アパートのベランダから部屋に入った捜査員2人に、液体を掛けて火を放つなどした疑い。1人は顔のやけどなど重傷を負ってベランダから転落し、本島中部の病院に救急搬送された。もう1人も両腕をやけどしたが、2人とも命に別条はないという。県警は殺人未遂の疑いも視野に調べる。

 県警によると、知人女性に暴行してけがを負わせた同容疑者を傷害の疑いで逮捕するため、捜査員が容疑者の部屋を訪ねていた。

 ■怒声と炎 住民恐怖

 傷害容疑の男が警察官2人にガソリンのような液体を掛け、放火した事件。うるま市内の現場周辺は、容疑者の身柄確保と消火活動で騒然とした。近隣住民らは「炎に包まれた警察官を見た」「怖かった」と声を震わせた。

 県警はアパートの周辺に規制線を張って厳戒態勢。近隣住民や通行人らは不安そうな表情で、消火活動や捜査の様子を見つめた。

 近所の男性(34)は容疑者が火を付ける前、約10人の警察官が警棒などを片手に玄関前で「早く出てこい」と叫ぶ場面を目撃。「何事かと思った」と顔をこわばらせた。

 県警は、呼び掛けに応じない容疑者が部屋で包丁と液体が入った携行缶を所持していることを確認し、ベランダから窓ガラスを割って突入。直後、40代の女性は「背中が燃えた警察官が2階の窓から転落していくのが見えた」と顔をしかめた。

 別の場所にいた女性も、上半身が炎に包まれた警察官を目撃。アパートの部屋からは黒い煙が上がり、「焦げ臭いが漂い、恐ろしかった。どうか警察官も無事であってほしい」と話した。

最終更新:5/18(木) 16:05
沖縄タイムス