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やっぱり難しい『サイクル安打』

ベースボールキング 5/18(木) 16:00配信

2打席のチャンスも...

 5月17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた西武-ロッテの一戦。西武が着実に得点を重ねてリードを広げていった試合終盤、ファンの注目はある男の打席に集中していた。

 その男とは、「9番・捕手」でスタメン出場した岡田雅利。プロ4年目の27歳で、守備がウリの控え捕手。そんな役割が主だった男は、この試合で大きなチャンスを迎える。

 3回の第1打席、先頭打者として打席に入った岡田はスタンリッジの速球をレフトへと弾き返す。ライナーが地面に着くか、着かないかというところで、ロッテの左翼手・パラデスがまさかのダイビング。打球が後ろへと抜けていく間に、岡田は三塁まで到達した。

 プロ入り後はじめての三塁打が飛び出すと、第2打席は内野安打、第3打席で二塁打をマーク。3打席でサイクル安打にリーチをかける。

 本塁打は2015年に放った1本だけという岡田だが、辻発彦監督は「こういうチャンスはなかなかない」とサイクル狙いを許可。「追い込まれるまではいいよ」と打席に送り込んだ。

 「開くな」というアドバイスのもと打席に立った岡田は、普段は絶対に見せないようなフルスイングを見せるも、第4打席は空振り三振。8回に回ってきた第5打席も空振り三振に倒れ、大記録達成はならなかった。

昨季は2人が達成

 実はこの日、広島でもサイクルリーチをかけていた男がいた。

 広島の1番・田中広輔は第1打席こそ中飛に倒れるも、第2打席から遊安、右三、右本でリーチ。こちらは二塁打が出ればサイクル達成という状況で9回に第5打席を迎えたが、ニゴロに終わった。


 やはり難しい『サイクル安打』。改めて説明すると、ひとりの選手が単打、二塁打、三塁打、本塁打を1試合のうちに達成すること。そもそも1試合4安打もなかなかお目にかかれるものではないなかで、三塁打や本塁打を含めて達成というのはかなりハードルが高い。

 これまでのプロ野球では64人・69回達成されている『サイクル安打』。昨年は7月20日に中日の大島洋平が、7月30日には阪神の福留孝介が達成し、実に12年ぶりとなる同一シーズンの複数人による達成となった。

 ちなみに、メジャーリーグでは昨季3人が達成。今季も4月だけでウィル・マイヤーズ(パドレス)、トレイ・ターナー(ナショナルズ)、カルロス・ゴメス(レンジャーズ)の3人が達成している。

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最終更新:5/22(月) 10:17

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