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熊楠の名誉市民報告 150年目の誕生日に

5/18(木) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市は18日、世界的な博物学者で後半生を同市で過ごした南方熊楠(1867~1941)に対し、名誉市民の称号を贈る報告会を高山寺(田辺市稲成町)の墓所で開いた。この日は熊楠150回目の誕生日。真砂充敏市長は「貴殿の残した語り尽くせぬ治績は市民の誇り」と墓前に手を合わせた。

 真砂市長は「(熊楠が)守ろうとした自然や風景、歴史、文化が世界遺産、国立公園、国の名勝として田辺市のかけがえのない財産となっている。何より、一地方の田辺から全国、世界へ熊楠思想を発信し続けたことを誇りに思う」と功績をたたえた。

 墓前報告会には、市議や熊楠の縁戚関係者ら22人が出席し、献花した。報告会の後、市民団体「南方熊楠翁生誕150周年記念事業実行委員会」と南方熊楠顕彰会が高山寺本堂で、熊楠を偲ぶ会を開いた。墓前報告の出席者をはじめ、実行委のメンバーら35人が出席し、焼香した。

 熊楠の弟・常楠の孫、南方信雄さん(81)=和歌山市=は「名誉市民は非常に光栄。(熊楠の)娘の文枝さんが一番喜んでいると思う。今後も皆さんで顕彰を続けてもらいたい」と謝辞を述べた。

最終更新:5/18(木) 17:01
紀伊民報