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由規「真っ直ぐで」150キロ連発で6年ぶり巨倒

日刊スポーツ 5/18(木) 8:01配信

<巨人0-7ヤクルト>◇17日◇東京ドーム

 完全復活の1歩目を刻んだ。ヤクルト由規投手(27)が巨人を7回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。最速152キロの直球で差し込み、曲がりの鋭いスライダーで5三振を奪い、6年ぶりに巨人からの白星を挙げた。昨季右肩手術から1786日ぶりに白星を挙げた際は146キロ止まりだった球速も上昇。故障の不安を一掃し、かつて日本人最速の161キロを計測した本格派右腕の姿が戻ってきた。

【写真】笑顔で監督とハイタッチする由規

 1球で違いを見せた。由規に右肩への恐怖はなかった。初回、先頭打者の立岡への初球。ちぎれんばかりに腕を振り、外角低めに直球を突き刺した。148キロ。勝利への号砲だった。

 「真っすぐでドンドン行こうと決めていた」と巨人打線を押し込む。2回1死。マギーを2球連続の直球でファウルを奪って追い込むと、最後はこの日最速152キロで差し込んだ。力のない三ゴロ。「尻上がりに乗っていけた」と球威は7回まで落ちず、三塁すら踏ませなかった。

 完全復活の年と決めていた。昨年は右肩手術から1786日ぶり勝利も、最速は146キロ止まり。投げては登録抹消でローテに入ることはできなかった。「今年はもう1度勝負したい。とにかく結果を出すことが大事」。今季は5日の初登板後、6日に登録抹消。中6日で投げることはかなわなかったが、中11日で再びめぐってきたマウンドで「気持ちの中で大胆に、真っすぐを投げる」と本来の持ち味で挑むと腹を据えた。

 覚悟があった。「全てつかみ取る」。3月1日、明治神宮の必勝祈願で絵馬にしたためた。これまではケガの完治など、どちらかといえばネガティブな言葉を書いていた。復活を果たし、1軍でのスタートラインに再び立った。貪欲に結果を出したい。「自分から踏み出すことを恐れていた。ケガに対して踏み込めなかった。1歩踏み出すことをやろう」。2軍では中6日の登板で術後初の完封勝利を収めるなど、球数と登板間隔の壁を破ってきた。

 1軍での7回までの投球回数は故障後最長。球威が戻り「真っすぐ、スライダー、フォークで勝負出来た。理想の、常に自分優位に進められた」と、手応えばかりと笑みがこぼれた。来週は試合数の関係で再び登録抹消となるが「短い間隔でローテを回りたい」と意気込む。次の目標は「中6日」での勝利。完全復活へもう少しだ。【島根純】

最終更新:5/18(木) 8:29

日刊スポーツ

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