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なぜ「ぴったりTシャツ」だけ? 女児の服にもっと選択肢を

CNN.co.jp 5/18(木) 16:01配信

(CNN) 女の子にはぴったりTシャツに短いショートパンツ、男の子にはだぼだぼの服――。子ども服も性別ではっきり区別されていることに疑問を抱いた女性たちが、女の子の選択肢をもっと広げようと訴えている。

シャロン・チョクシさんは2人の子どもを育てる起業家の女性。女の子が活動的に動き回れるような服のブランド、「ガールズ・ウィル・ビー」の共同創業者だ。

ヒントをくれたのは、もうすぐ12歳になる娘だった。女児用の売り場には着たい服がひとつもないという。

チョクシさんは試しに子ども服の大手ブランド10種類について、「6」サイズと「10」サイズの男女の服を測ってみた。すると全てのブランドで、女児用のシャツは男児用より2.5~7.5センチ細くできていることが分かった。ショートパンツの長さは女児用が男児用の3分の1。10~20センチも短くなっていた。

「女の子はここから強いメッセージを受け取る。細く、引き締まった体に見えるような服を着なければならないというメッセージだ」と、チョクシさんは語る。

子どもの生活問題に取り組む非営利組織(NPO)「コモン・センス・メディア」によると、6~8歳の女児の半数以上が、自分の体重は理想より多いと感じている。7歳になるまでに、女児の4人に1人が何らかの形でダイエットを経験しているという。

「女の子がありのままの自分を受け入れるように勇気づけ、前向きのメッセージを送ろうという取り組みは、おもちゃや映画、本などの分野でみられる。でも子ども服の分野は遅れているようだ」と、チョクシさんは指摘する。

ガールズ・ウィル・ビーは2013年の創業以来、大手ブランドのように細過ぎず、かといって男児用のようにだぼだぼでもない、中間のラインの女児服を提供してきた。

チョクシさんはこの問題への関心を高めるため、性別にとらわれない「ジェンダー・ニュートラル」な子ども服を販売している「フリー・トゥー・ビー・キッズ」の創業者、コートニー・ハートマンさんと組むことにした。

ハートマンさんも3歳と5歳の子を持つ母親だ。フリー・トゥー・ビー・キッズでは、女の子が男女兼用のTシャツか、より細身のTシャツかを選ぶことができる。

ハートマンさんによると、2人のような取り組みの影響もあり、大手ブランドもここ数年、従来の区別にこだわらない商品を売り出すようになってきたという。

「時代の流れであることは間違いない。大手ブランドはある日突然、女の子を勇気づけなければと思い立ったわけではない。親たちがこういう商品を求めていることが分かったからだ」と、ハートマンさんは説明する。

こうしてジェンダー・ニュートラルな服は増えてきたが、細身のラインは相変わらずだ。チョクシさんとハートマンさんは、自分たちのメッセージが大手ブランドや親たち、女の子たちに届くことを願っている。

ハートマンさんによると、それは「女の子たちには自分が心地良い服と思う服を着て、自分らしい形で女の子らしさを表現してほしい」というメッセージだという。

最終更新:5/22(月) 10:29

CNN.co.jp