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トランプ氏ロシア疑惑捜査、特別検察官にミュラー元FBI長官

Bloomberg 5/18(木) 8:33配信

ロシアが昨年の米大統領選に影響を及ぼした疑惑を巡る米連邦捜査局(FBI)捜査を監督する特別検察官にロバート・ミュラー元FBI長官を任命すると、米司法省が17日発表した。

ミュラー氏(72)はFBI長官時代、2001年の米同時テロの捜査を指揮した。トランプ大統領が2月にコミーFBI長官(当時)に対しフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)に関する捜査中止を求めたとの疑惑や、大統領がコミー長官を今月解任した問題でホワイトハウスは現在、動揺に見舞われている。これらの展開を受け、多くの民主党議員が特別検察官の任命を求めていた。

ローゼンスタイン司法副長官は発表資料で、「私の決定は、違法行為が行われたとか、訴追が正当化されるという結論を表すものではない」とした上で、「私はそのような判断は下していない。私が決めたのは、この特殊な状況において公共の利益の観点から、通常の指揮系統からある程度独立している人物が捜査を統括する必要があるということだ」と説明した。

コミー長官解任後、米大統領選におけるロシアの関与とトランプ陣営との関連の疑惑を巡る捜査は、ローゼンスタイン副長官とマッケイブFBI長官代行が指揮を執ってきた。セッションズ司法長官は今年、大統領選期間中にキスリャク駐米ロシア大使と接触した事実を開示しなかったことが明るみに出た後、同捜査の指揮から手を引いた。

ローゼンスタイン副長官が出した指令は、ミュラー氏が「ロシア政府とトランプ陣営の関係者とのつながりや協調の可能性」を含め、ロシアの関与の捜査を進める権限と、「特別検察官として必要かつ適切と考えれば、これらの問題の捜査で浮上した連邦犯罪を訴追する権限」を持つとした。

ミュラー氏は声明で、「この責務を受け入れ最善を尽くす所存だ」とコメントした。

米下院監視・政府改革委員会のチェイフェッツ委員長(共和)はツイッター投稿で、「ミュラー氏は適任だ。資質は申し分なく、広く受け入れられるだろう」と述べた。

同委のカミングス民主党筆頭理事は「これは良い選択だろう。私は好印象を持っている」と発言。上院司法委のファインスタイン民主党筆頭理事はこの人選を「見事」だと評した。

原題:Ex-FBI Chief Mueller Named Special Counsel on Russia Probe (2)(抜粋)

ミュラー氏や議員のコメントを追加して更新します.

David McLaughlin, Andrew M Harris

最終更新:5/18(木) 10:47

Bloomberg