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【巨人】2年ぶり2戦連続完封負けで貯金0…21イニング連続0点

スポーツ報知 5/19(金) 6:05配信

◆巨人0―1ヤクルト(18日・東京ドーム)

 巨人が9安打を放ちながら2年ぶりの2戦連続完封負けを喫し、2カード連続の負け越し。ついに貯金が底をついた。先発の宮国は7回3安打1失点と好投したが、3回1死三塁から内野ゴロの間に痛恨の1点を献上。スタメンマスクに実松を起用するなど、前日(17日)から大幅に打線を組み替えて臨んだ一戦も、再三の好機に一本が出ず。マギーが今季2度目の4安打と気を吐いたが1点が遠く、今季の1点差試合が3勝8敗と勝負弱さを露呈した。

【写真】ベンチで険しい表情を見せる高橋監督

 本塁が何しろ、遠い。由伸監督は、回を追うごとにスコアボードを見つめる時間が長くなった。わずか、1点。たかが1点が遠かった。「点が取れなかったというのがすべてだね。ピッチャーはよく最少失点でみんなでつないで投げてくれた」。表情に歯がゆさがにじみ出ていた。

 初回と9回以外、毎回安打の9安打も打つ人が偏った。2番・立岡が3安打、5番・マギーが4安打、7番・長野の2安打…。打者9人いて、打順が飛び飛びの3人でチャンスメイクしても「つながらなかったからこういう形になった」。8回1死では代走の重信が盗塁失敗。勝負に出ても敗れ、16日の同カード初戦、6回から21イニング連続無得点。2試合連続完封負けは15年8月26、27日のヤクルト戦(神宮)以来、2年ぶりの屈辱となった。

 この日は、下半身に不安のある阿部を先発から外した。3、5番以外の打順を前日から入れ替え、開幕から20通り目のオーダーで臨んだ。が、6番打者に限っては、開幕38試合で4人が座り、いまだ打点なし。打線が「線」にならない一因であり、指揮官は「出ている時はみんながチャンス。そこでチャンスを生かしてほしいけど…」と言葉を絞り出した。

 最善は尽くしている。由伸監督は勝敗に関係なく、帰りの車に乗り込んでから頭の中を切り替える。自宅では一人の時間をつくり、次の戦いをにらんでいる。こんな繰り返し。何とか打開策をひねり出しているが、結果として応えてくれないのが現状だ。だが、ベンチの采配うんぬんより、打たないと始まらない。特に若手選手には、巨人史上では例にないくらいのチャンスが転がっているはずだが。

 中井「状況状況で自分のバッティングをしないといけない」

 石川「もう、自分の技術のなさです。練習するしかないです」

 立岡「1、2番がしっかり出て…。クリーンアップが好調なので、そういう思いは常にある」

 打順をやりくりする中でも個性を消してはいけない。コーチ陣も個々には伝えているが、良さが出ているようには見えない。由伸監督は「打席に入ったら、こちらは助けてあげることはできない。あそこで結果を残せるように頑張ってもらうしかない」と奮起を促すしかなかった。

 1点差ゲームはこれで3勝8敗。ついに、貯金はなくなった。村田ヘッドは「また用兵を考えるわ」と悔しそうに帰路に向かった。2軍では松本や相川、岡本らも出番をうかがっている。今はもがきながらも幅広く見つめ直し、糸口を探すしかない。(水井 基博)

最終更新:5/19(金) 8:43

スポーツ報知

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