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TPP11閣僚会合あすハノイで開催 早期発効への足並み焦点

SankeiBiz 5/20(土) 8:15配信

 米国が離脱した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の参加11カ国による閣僚会合が21日、ベトナムのハノイで開かれる。できる限り早期の発効を目指すことに加え、米国の復帰を優遇する仕組みの検討などを盛り込んだ閣僚声明を発表する方向で調整。米国抜きの発効に難色を示す国を含め、11カ国で足並みをそろえ発効に向けた議論をスタートできるかが焦点だ。

 「米国市場を念頭に譲歩した国々の思いをしっかり聞き、TPPの早期実現を追求するという今後の方向性を明確に打ち出したい」

 閣僚会合に出席する石原伸晃経済再生担当相は19日、東京都内で記者団に答え、会合を成功させるため調整役を果たす考えを示した。

 11カ国での発効は日本やオーストラリア、ニュージーランドが主導している。ただ、米国への輸出増を念頭に国内の規制緩和などに合意したベトナムやマレーシアなどは米国抜きのTPPに不満を抱えており、参加国の思惑はちぐはぐだ。

 先導役だった米国の離脱で「ハノイで明確な方向性を打ち出せないと(TPPは)バラバラになる」(石原氏)だけに、共同声明では慎重な国に配慮し、「11カ国での発効」といった明確な表現を避ける見通し。

 一方、政府は共同声明で、TPPで合意した「高いレベルの貿易ルール」を追求する方針で一致したい考え。また、米国が復帰しやすいよう「原加盟国の参加手続きの早期化」を検討し、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議までに準備作業を済ませるよう呼びかける。

 20、21日には同じくハノイでAPEC貿易相会合が開かれ、アジア太平洋地域の経済統合や保護主義の抑止などを議論する。日本や中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国による東アジア地域包括的経済連携(RCEP)閣僚会合も21、22日に開催される予定で、いずれも世耕弘成経済産業相が出席する。

 貿易相会合には就任したばかりのライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が参加する。世耕氏は19日の記者会見で、「日米で高いレベルの貿易投資ルールを作る線に沿って有意義な議論をしたい」と現地での初会談に意欲を示した。

最終更新:5/20(土) 8:15

SankeiBiz