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阪神・高山、不動レギュラー定着を阻む壁 同年代のライバル台頭…金本監督「毎日スタメンに悩む」

夕刊フジ 5/19(金) 16:56配信

 セ・リーグ首位の阪神は17日の中日戦(甲子園)に勝ち今季3度目の4連勝。5月に入り10勝2敗と圧倒的に強い。

 試合を決めたのは、8回の守備から途中出場していた高山俊外野手(24)。その裏2死二塁の打席で、左腕バルデスの低めの直球を強振。打球は前進守備の中堅を越える適時二塁打となり「詰まっていたが風に乗ってくれてよかった」と振り返った。

 左打者の高山をあえて左腕にぶつけた金本監督は「矢野(作戦兼バッテリー)コーチが高山で行こうとね」とベンチワークの勝利を強調。試合前の時点で、高山はことバルデスに対しては昨季を含め通算7打数3安打、打率・429をマークしていたのだ。

 昨季は球団新人記録を更新する136安打を放ち、セ・リーグ新人王にも輝いた。これに母校の明大も注目。先日、在学生向けサイト「メイジナウ」(5月掲載予定)のインタビューを受け、「ドラフト指名当時と比べて、考えて分かりやすく話すようになりましたね」(大学広報担当者)と成長の跡をみせた。

 だが、本職では厳しい争いを強いられている。不動のレギュラーと期待された今季、スタメン出場はこの日までチーム36試合中28試合にとどまっている。逆に、試合途中でベンチに退くケースは昨季の25試合に対し既に18試合と増える傾向にある。中谷将大外野手(24)ら同年代のライバルの台頭にあおられているのが現状だ。

 日大三高、明大と球界のエリートコースを歩んできたが、球団関係者は「壁にぶつかった形。期待値も高いし自分のプライドもあるだろうが、それを捨ててでも左翼のレギュラー獲りに全身全霊をささげてほしい」とゲキを飛ばす。

 指揮官は「選手がいい競争の中で勝ちに向かってやれている。毎日スタメン(を決めるの)に悩んでいるよ」とうれしい悲鳴を上げる。渦中の高山は抜け出せるか。 (山戸英州)

最終更新:5/19(金) 16:56

夕刊フジ