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TPP11閣僚会合 日本のリーダーシップで米復帰を

SankeiBiz 5/20(土) 8:15配信

 □NZ食肉大手アンズコ会長

 ニュージーランド(NZ)食肉大手アンズコ・フーズのグレアム・ハリソン会長は19日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、米国離脱後の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、「日本のリーダーシップで、米国がTPPに復帰することが一番の希望だ」と述べ、将来の米国復帰に向けた道筋を開くよう参加各国が努力を続けるべきだとの考えを示した。

 ハリソン氏は「世界経済の成長には自由貿易が欠かせず、保護主義的な傾向を強める米国を引き戻すことを優先すべきだ」と指摘。「TPPに合意した国は後からでも参加できるようにしなければならない。米国も2、3年後に参加したいと言ってくるかもしれない」と述べ、閣僚会合で米国が復帰しやすい措置を検討すべきだと訴えた。

 一方、乳製品や食肉などの輸出拡大を見込むNZ政府は、米国抜きの11カ国での早期発効に向け意欲を示している。ただ、米国市場という“うまみ”を前提に譲歩したベトナムやマレーシアに加え、日本でも農業関係者を中心に慎重な声がある。

 ハリソン氏は「TPP11の議論は自由貿易を目指すもので、誰が有利になるかという議論ではない」と指摘し、帳尻を合わせるための協定文変更は避けるべきだとの見方を示した。

 アンズコ・フーズは伊藤ハム米久ホールディングス(HD)の子会社で、冷蔵牛肉では日本に対するNZの輸出額全体の9割以上を取り扱っている。

最終更新:5/20(土) 8:15

SankeiBiz