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「東京五輪」事前合宿 沖縄で ソロモン競泳 県、八重瀬町と協定へ

5/19(金) 5:00配信

琉球新報

 ソロモン諸島五輪委員会は、2020年の東京五輪の競泳事前キャンプなどで互いに協力を進めようと、沖縄県、八重瀬町と25日、県庁で協定を結ぶ。沖縄県内での東京五輪事前キャンプ実施決定は、ニュージーランドの空手に続く第2号となる。18日、ソロモン諸島水泳連盟が沖縄合宿や協定締結などのため、ソロモン諸島から選手や監督、現地で活動している企画者の真和志高校教諭、與那原祥さん(29)=那覇市出身=ら6人が沖縄入りした。県や県体育協会、八重瀬町が那覇空港で歓迎した。


 與那原教諭は専門の水球では年齢別日本代表候補の経験も持つ元競技者。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊の体育隊員として2016年の夏からソロモン諸島に渡り、本来の授業に加え、水泳や水球などを教えている。同諸島では水泳競技初となる五輪選手の輩出へ、東京五輪に照準を定め、與那原さんが関係機関に働き掛ける中、沖縄を取り込んだ取り組みにつながった。

 歓迎式では沖縄2020事前キャンプ等誘致推進委員会の翁長良成副会長が、ソロモン諸島五輪委員会のゴールデン・キロコ・マヌモアナ副会長に、「沖縄もソロモン諸島もアイランドで島人(しまんちゅ)だ」と伝えると、笑顔が広がった。八重瀬町や教育長、高体連、県水泳連盟へ訪問し、強化に向けて意欲を示した。合宿は31日まで行う。期間中に実施される県高校総体水泳競技に、エキシビションとして参加を予定している。

 與那原教諭は協定の締結にこぎ着けるまでに「当初、県とソロモンの求めるものが異なり、そのマッチングが難しかった」と振り返る。「ソロモンにはプールがなく、海や川でしか練習できない。海は波が高く、クラゲがいたりすると泳げない」と現地での練習の厳しさを挙げる。マヌモアナ副会長は「過去にもいろいろな分野で日本に助けていただいたが、初めてのスポーツでの協力でうれしい。沖縄で事前合宿ができることを喜んでいる」と感謝を示した。

琉球新報社

最終更新:5/19(金) 11:15
琉球新報

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