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北大塚古墳は群集墳 京都・井手、4基確認

京都新聞 5/19(金) 10:25配信

 京都府埋蔵文化財調査研究センターは18日、井手町井手の北大塚古墳で、6世紀後半から7世紀初めにかけての古墳4基が確認されたと発表した。初の発掘調査で、これまで単独の古墳と考えられていたが、群集墳であることが分かった。当時の地域の有力者が埋葬されていたとみられる。
 破壊されて形が不明な1基を除き円墳で、2基は直径15メートル、1基が同7・4メートルで出土した土器などから大きな円墳は6世紀後半、7世紀初めの築造とみられる。
 4基にはそれぞれ横穴式石室(長さ3メートルから4・3メートル)があり、石室付近から金や銀のメッキをした耳飾り6点なども出土した。
 同古墳は、大正時代の地形調査などで複数の古墳がある可能性も指摘されていたが、府の遺跡地図では単独の古墳とされていた。同センターは「時代が進むと石室の大きさが小さくなるなど、当時の墓制ルールにのっとり造られている。周りに別の古墳が存在する可能性もある」とする。
 発掘調査は、府の特別支援学校の建設に先立ち実施した。現地説明会は20日午前11時から。JR玉水駅から徒歩30分。問い合わせは現地調査員の携帯電話090(1027)1882。

最終更新:5/19(金) 10:25

京都新聞