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巨人と広島で好対照 村田は生きず新井とエルドなぜ生きる

日刊ゲンダイDIGITAL 5/19(金) 12:00配信

 攻守で精彩を欠いた。

 巨人の村田修一(36)が18日のヤクルト戦に5月6日以来、12日ぶりに「4番一塁」でスタメン出場。しかし、五回2死二塁の好機で三振するなど4打数無安打とサッパリで、七回の守備で遊撃坂本の送球を捕球し損ねて失策。4番の不振が影響し、チームは0-1で2試合連続の零封負けを喫した。

 村田は昨季、全143試合に出場し、打率.302、25本塁打、81打点で三塁手部門のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。しかし、今季は同じポジションに助っ人のマギーが加入。今季は代打起用が大半の22試合出場にとどまり、先発したのは一塁の阿部が休養したわずか5試合だけである。

 指名打者が使える交流戦では、出場機会が増えるかもしれないが、ある巨人OBは、「高橋監督はもっと、村田を生かす起用を考えてもいいのではないか。村田はここまで打率.184、1本塁打、4打点の大不振。使わないことでどんどん成績が落ち、せっかくの持ち駒が死んでしまっている。たとえば広島は、新井とエルドレッド、松山の3人を活用し、うまくいっている」と、こう続ける。

「緒方監督は昨季からこの3人を対戦相手の先発投手の左右やタイプに応じて、一塁、左翼のポジションでスタメン起用している。昨季、新井は132試合に出場。打率.300、19本塁打、101打点でMVPを獲得したが、菅野(巨人)、藤浪(阪神)などストレートが速く、内角に球威のあるボールを投げ込んでくる投手の時にスタメンを外れた。日本シリーズでも、大谷(日本ハム)が先発した初戦はベンチスタートだった。そうした試合でストレートに強い松山を起用。新井が速いボールによって打撃フォームが崩れないようにと、首脳陣が配慮したからです。エルドレッドは主に左翼で出場しつつ、松山が左翼に入る試合で一塁に回るという形で機能していますからね」

 エルドレッドはこの日のDeNA戦、6番一塁でスタメン出場し、リーグトップの11号2ランを放った。今季、一塁で12試合、左翼で21試合に先発出場、打率・325、11本塁打、31打点の活躍だ(昨季は95試合出場で21本塁打)。

「村田に関しても、相性の良い投手の時に先発させたり、昨季はリーグ最多の32二塁打を打っているだけに、ナゴヤドームなど広い球場で起用するのもアリではないか」

 とは、前出OB。

 選手を寝かしたまま殺すのか、あの手この手でうまく生かすのか。3位巨人にとってその差が、2位広島に4ゲーム差をつけられる一因になっているのかもしれない。

最終更新:5/19(金) 12:00

日刊ゲンダイDIGITAL