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多胎育児、保育士が支援 授乳や入浴、検診付き添い 静岡・三島

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/19(金) 11:00配信

 子育ての負担が大きい双子や三つ子など多胎児がいる家庭に保育士を派遣する三島市の事業「みしまめ育児サポーター」が利用者から好評だ。出生数が減り自治体が競って子育て施策を打ち出す中、同様の事業内容は「静岡県内で唯一」(市子育て支援課)といい、存在感を示している。

 多胎児の子育ては複数の子どもの授乳やおむつ替え、入浴に同時に追われる。2015年度に開始した制度はこうしたサポートのほか、検診時の付き添いなどに無償対応する。年子も対象で、おおむね3歳ごろまで利用可能。保育士資格を持つ関千恵さん(49)が1人で利用者全6件の家庭を受け持つ。

 半年前に双子の女の子を出産した教員の八木有希子さん(34)は1月に利用を始めた。初めての子育てに奮闘中だ。

 週に2回、計4時間の利用での楽しみはベビーカーを引いて出掛ける散歩。自宅近くの公園で緑に囲まれて過ごす時間は気分転換になるという。「1人では家を出ようにも出られなかった。相談にも乗ってくれて本当に助かる」と感謝し、関さんは「ママに楽になってもらうことで、子どもにもいい影響を与えられるはず」と笑顔を見せた。

 市は母子手帳の交付時や出生届の提出時に制度を周知している。制度開始から利用があったのは23件。関連予算は年間約210万円。子ども子育て応援室の岩崎淳子室長は「当事者の生の声を拾って形になった制度。今後もどんな支えが必要か見極め、環境整備を進める」と強調した。

静岡新聞社

最終更新:5/19(金) 11:00

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS