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韓経:「韓国企業の利益増加率は独歩的、株価は年末2550も可能」

中央日報日本語版 5/19(金) 11:35配信

「韓国を眺める外国人投資家の視線が180度変わったことを感じた」。

最近訪韓したクレディ・スイス(CS)のサクティ・シバ・アジア太平洋エマージングマーケットチーフストラテジストは18日、韓国経済新聞のインタビューに応じ、「ソウルに来る前に米国と欧州で投資家に会ったが、サムスン電子だけに注目していた外国人が韓国株式市場全般に関心を向け始めた」とし、このように述べた。シバ氏は「KOSPI(韓国総合株価指数)が今年末2550に達する可能性もある」と述べた。

シバ氏は新興国の株式市場を正確に分析・予測することでグローバル金融界で広く知られている。英オックスフォード大で経済学の学士・修士学位を受けた後、スイスUBSでチーフストラテジストを務め、クレディ・スイスに移った。パク・ヒョンジュ未来アセットグループ会長はシバ氏の報告書を細かくチェックするという。昨年は韓国株式市場でサムスン電子、SKハイニックスに続き、金融・石油・鉄鋼株が値上がりすると正確に予測した。

シバ氏は韓国上場企業の利益が他国の企業に比べて大幅に増加している点に注目した。シバ氏は「今年、韓国上場企業の1株あたり純利益(EPS、純利益/株式数)増加率は37.1%と、中国(16.5%)、インド(16.3%)、日本(13.3%)、台湾(11.4%)などアジア主要国の倍以上になるだろう」とし「独歩的な実績改善で外国系資金を引き込むはず」という見方を示した。利益増加だけを勘案してもKOSPIが年末までに追加で10%上昇する可能性があると予想した。

KOSPIが6年ぶりに過去最高値を更新した後、横ばいが続いているが、調整局面は短期間で終わるとみている。シバ氏は「周辺国と比べてあまりにも短期間に急騰したために調整を受けているだけ」とし「ファンダメンタル(基礎体力)には問題がないため、また上昇曲線を描くだろう」と述べた。

韓国株式市場は企業の実績に比べて依然として低評価されていると診断した。株価上昇速度が企業の利益増加に追いついていないということだ。シバ氏は「過去10年間、MSCIコリア指数はMSCIアジア指数(日本除く)に比べて平均12%ほど低評価されていた」とし「最近は韓国株式市場の割引幅が22%まで拡大した」と分析した。

特にグローバル投資家が韓国株式市場に投資を検討する時に比較対象とする日本より過度に低く評価されているという。シバ氏は韓国企業の自己資本利益率(ROE、純利益/自己資本)が日本企業に比べて急激に高まっているという点を根拠に挙げた。2014年12月以降、韓国企業のROEは7.9倍から9.3倍(2017年5月)に高まったが、日本は8.5倍から8倍に落ちた。

にもかかわらず韓国上場企業の株価純資産倍率(PBR、株価/株あたり純資産)は1.10倍と、日本(1.37倍)に比べ25%ほど低く評価されていると指摘した。シバ氏は「円安が加速しないかぎり韓国株式市場の魅力はさらに高い」とし、今年、韓国に対しては比率拡大(buy)、日本に対しては比率縮小(sell)意見を提示した。

シバ氏は今年も韓国株式市場で情報技術(IT)・石油・化学・素材業種の上昇が続くと予想した。内需株への乗り換えはまだ早いという意見を出した。輸出企業の利益は増加している半面、内需業種の利益改善はまだ表れていないという点からだ。シバ氏は「45兆ウォン(約4兆5000億円)規模の自社株消却を決めたサムスン電子を高く評価する」とし「実績がターンアラウンドしたLGエレクトロニクスとLGディスプレイにも関心を持っている」と述べた。現代モービス、LG生活健康などバリュエーション(実績に対する株価水準)が目を引く銘柄も上昇する可能性が高いと予想した。

文在寅(ムン・ジェイン)政権の政策にも期待も表した。新政権の発足後、企業の支配構造が改善して株主の権利が強化され、企業の配当性向(配当総額/当期純利益)が高まれば、株価上昇に弾みがつくということだ。シバ氏は「今年の韓国の株価上昇は企業の実績改善のため」とし「支配構造の改編でディスカウント(割引)要因が減れば、長期好材料として作用する可能性がある」と説明した。

世界的な景気回復は続くと判断した。シバ氏は「世界景気が全体的に回復傾向なので株価の上昇はしばらく続くだろう」と予想した。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

最終更新:5/19(金) 11:35

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