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「信州美術」発信へ目玉作品統合 来年2月に現代作家20人の企画展 長野

産経新聞 5/19(金) 7:55配信

 県内20の美術館・博物館の学芸員によって推奨された現代作家の作品を、4会場に分けて同時期に展示する企画展「シンビズム20人の作家たち」が、来年2月から開催される。作品は、長野にゆかりのある作家が手がけた絵画や写真、彫刻などを取りそろえるという。足を運べば「信州美術」の奥深さや力強さ、未来の可能性までも感じられそうだ。

 県内には美術館などの数が362館あり、文部科学省による平成27年度の社会教育調査によれば、全国で最も多い。だが、規模が小さいため、「1館1学芸員」での運営を強いられているところが多い。

 企画展を計画した県芸術監督の本江邦夫・多摩美術大教授は、美術館などの「目玉」を統合する形でネットワークを構築し、新たな芸術環境を生み出したかったという。企画展名の「シンビズム」は、「信州の美術の主義」にちなんでつけた造語だ。

 現代作家は20人にのぼり、大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」で知られる新海誠監督(小海町出身)をはじめ、20~40歳代の新進気鋭の作家ばかり。いずれも昨年11月から学芸員同士で話し合って、展示することを決めた。

 本江氏は18日、県庁での記者会見で、「長野にいかに豊かな芸術があるかを伝え、全国に発信するには、館同士の緊密な交流が欠かせない」と指摘。その上で、企画展が県の文化芸術の起爆剤になることを期待した。

 企画展は、来年2月24日から3月18日まで。丸山晩霞(ばんか)記念館(東御市)、諏訪市美術館、御料館(木曽町)、信州新町美術館(長野市)の4館で同時開催する。入場は無料。

最終更新:5/19(金) 7:55

産経新聞