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<スポーツボランティア>NPO、早大が3万人養成目指す

毎日新聞 5/19(金) 11:34配信

 スポーツに特化したボランティア資格を国内で唯一認定するNPO法人・日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)と早大が協力し、ボランティア養成の映像教材を初めて作製する。2019年にラグビーのワールドカップ日本大会や20年東京五輪・パラリンピックなどイベントが続くため、講習会を受けやすくして、20年までに3万人の養成を目指している。【小林悠太】

 JSVNが養成を目指しているスポーツボランティアは、大会などイベントだけ参加する不定期活動を想定している。例えば、マラソン大会の給水や受付、交通整理などで、対象をスポーツイベントに絞ることで、ボランティアを始める敷居を低くする狙いがある。

 東京五輪・パラリンピックは、ボランティアが計9万人以上と想定される。これまでもJSVNは講習会を開いてきたが、講師役が足りず、受講者は約3600人にとどまった。講師不足を補うために作製するのが映像教材だった。映像は1回60分で13回程度。1万人超のボランティアが参加する東京マラソンの運営体制やパラリンピックを想定して個々の障害に応じて配慮する点などを学ぶ。今夏に映像教材を作製し、全国の大学や企業、自治体などで講習会を実施する。早大でも、今年度後期から映像を使った授業を行う。

 JSVNの講習会は4段階に分かれており、映像教材では2段階目の「スポーツボランティア・リーダー」の資格を取ることができる。主催者の意図を理解し、ボランティアのまとめ役を務める能力を身につけられる。

 映像教材を監修する早大スポーツ科学学術院の武藤泰明教授は「五輪などの大イベントで大人数のボランティアを仕切るには一定の知識を持ったリーダーが必要。資格があれば、主催側が誰にリーダーを任せればいいかの判断材料になる」と説明。受講者が増えることを期待している。

最終更新:5/19(金) 11:41

毎日新聞