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存続危機の大宅壮一文庫、クラウドファンディングで資金募集

5/19(金) 12:37配信

ITmedia ビジネスオンライン

 資金難で存続の危機に陥っている雑誌の図書館「大宅壮一文庫」が5月18日、クラウドファンディングで運営資金の募集を開始した。目標金額は500万円で、事務局職員の給与や施設・備品の補修や購入、データベースシステムの改修費、維持運営費に充てるという。

【直接利用者が減少し、経営難に陥っている大宅壮一文庫】

 大宅壮一文庫は1971年にオープン。評論家・大宅壮一の雑誌コレクションを引き継ぎ、日本で初めての雑誌図書館として、約1万タイトル、78万冊超の雑誌を所蔵している。学生やマスコミ関係者による利用が多い。独自の索引システムも作成し、現在は雑誌記事索引データベース「Web OYA-bunko」として国内外で利用されている。

 しかし、近年のインターネットの普及により、年間の直接利用者はピーク時に比べ半減。データベース利用者は増加しているが、収入源である入館料、検索料、コピー代が年々減っており、財産は年間約2000万円ずつ減少している状態だ。事務局によると、「インターネットから簡単に情報にアクセスできる時代となり、文庫自体の利用者が減少し、従来通りの運営を続けていくことが難しくなっている」という。

 資金はクラウドファンディングプラットフォーム「Readyfor」で募集。1口3000円から10万円で支援を募っており、返礼として入館料無料や職員によるツアーなどを用意している。19日現在、支援総額は342万円まで集まっている。