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<AKS70>おばあちゃん劇団、通算100公演 広島

毎日新聞 5/19(金) 12:16配信

 広島県福山市を拠点にボランティアで活動している平均年齢約75歳の「赤坂着物笑劇団」(AKS70)が18日、福山市西部市民センターで通算100回目の記念公演を行った。2010年3月に結成。高齢者施設や地域の敬老会、学校の文化祭などで舞台を重ねてきた。リーダーの有木二三枝さん(74)=福山市=は「体も痛くて大変だが、お客さんに『良かったよ』と言ってもらえると元気をもらえる。次の目標は150回」と意気込んでいる。【真下信幸】

 2010年初め、有木さんが裁縫仲間と共に着物をリメークした衣装で鞆の浦を散策していると、偶然出会ったお年寄りが「懐かしい」と感激。「歌や芝居を加えればもっと喜んでもらえるのでは」と劇団結成をひらめき、仲間に参加を呼び掛けた。

 福山市西部を中心に月に2、3回公演。来場者を飽きさせない内容が口コミで広まり、今年は既に公演予定が埋まる人気ぶり。結成当時の団員の平均年齢が約70歳で、「赤坂(A)着物(K)笑劇団(S)」の頭文字からAKS70の愛称で親しまれている。

 現在は、68~78歳の女性15人で活動。節目となったこの日の公演には、松永地区の高齢者ら約150人が集まった。冒頭、有木さんらは特殊詐欺被害防止をコミカルに伝える寸劇を披露し、会場は笑いに包まれた。続いて、戦争経験者から聞き取った話を基に有木さんが脚本を書いた劇「戦争はもう嫌だ!」。ファッションショーや会場と一緒になった合唱もあり、約2時間半の公演を終えると、客席から記念の花束が贈られた。有木さんは「お客さんが喜んでくれる限り続けていきたい」と話した。

最終更新:5/19(金) 12:16

毎日新聞