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借金20のロッテ伊東監督「絶対欲しい選手ではない」新助っ人獲得もちぐはぐ

スポニチアネックス 5/19(金) 6:00配信

 ◇パ・リーグ ロッテ1―5西武(2017年5月18日 ZOZOマリン)

 0―5の9回2死。ロッテはパラデスが2試合連続となる2号ソロを右翼席に叩き込んだが、焼け石に水。球団通算7500本塁打なのにセレモニーはなく、ベンチには笑顔すらなかった。伊東監督も「チャンスはつくるが、仕留める力がない」と表情は硬かった。

 わずか6安打。18試合連続の1桁安打は58年8月の球団ワーストに並んだ。「これ以上手の打ちようがないほどやることはやっている」が指揮官の本音だ。ナイター後の特打ち。1時間を超えるミーティング。日替わりの打線組み替え。それでも結果につながらない。

 フラストレーションも飽和状態だ。初回無死一、二塁の先制機には、規定打席到達者ではチーム首位打者の鈴木が二ゴロ併殺。温和な主将が珍しくベンチの壁を殴り、椅子を蹴飛ばして自分への怒りをあらわにした。

 この日、球団はサントス獲得を発表した。WBCキューバ代表で1番を務めたチャンスメーカーだが、打率1割台のチームに必要なのは一撃で流れを変える長距離砲。指揮官が「WBCを見て面白そうという話はしたが、食い違いと言ったらおかしいけど、(現状で)絶対欲しいという選手ではない」と本音を漏らすのは当然だ。

 キューバ政府にオファーを出したのはパラデスとダフィーの活躍でオープン戦を首位で終えた直後。主軸が固定されていることが前提だった。両外国人の不振で前提が崩れた状況で、ようやくキューバが合意したから間が悪い。林信平球団本部長は苦渋の表情で「本塁打を打てる打者の調査も進める」と約束した。

 チームは12年9月以来の8連敗で、借金はついに20。伊東監督は「応援してくれるファンに申し訳ない」と切り出し、「何かあったら僕が責任を取る。選手は家族のためにもプロとして自覚を持ってやってほしい」と訴えた。サントスの合流は早くても今月末。今は現有戦力が踏ん張るしかない。 (君島 圭介)

 ▼ロッテ・パラデス マリーンズの長い歴史に名前を刻めたのは光栄。ただ今の自分はチームの勝利に貢献したい。

 ≪ワースト記録≫ロッテが12年9月1~11日以来の8連敗を喫し借金20。2リーグ制後、開幕40試合未満で借金20は05年楽天以来12年ぶり9度目。ロッテでは02年の53試合目(16勝36敗1分け)を大幅に更新するワースト記録になった。また、4月28日西武戦からは18試合連続1桁安打。こちらは58年8月3~27日の球団ワースト記録に並んだ。

 ≪球団7500号≫パラデス(ロ)が9回に今季2号本塁打。球団創設以来通算7500号になった。チーム1号は毎日時代の50年3月11日西鉄戦(西宮)で戸倉勝城が記録している。

最終更新:5/20(土) 10:03

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