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全国最高齢の町長、公用車で墓参り 「不適切」と認める

朝日新聞デジタル 5/19(金) 16:39配信

 全国最年長の現職首長である香川県綾川町の藤井賢町長(87)が昨年、運転手付きの公用車で大平正芳元首相らの墓参りをしていたことが分かった。藤井町長は19日、不適切だったと認め、今後改めるとした。昨年度以降、通院と選挙応援にも公用車を使っていたが、「公務の途中でやむを得なかった」と説明した。

 町長車運転日誌などによると、藤井町長は昨年12月30日、同県観音寺市にある大平元首相の墓と高松市にある成田知巳・元社会党委員長の墓に参った。また昨年7月以降、町内の複数の病院に計5回、公務中に通院して点滴を受けるなどした。今年4、5月にあった二つの市長選では、告示日に現職候補の出陣式に出席し、その後町内の会合に出るなどしたという。

 町によると、藤井町長は2014年4月以降、高齢などのため車の運転を控え、自宅からの送迎や通院、墓参には基本的に親族が運転する車に同乗。一方、公務中は通院、選挙応援も「時間的余裕がない」などの理由で公用車の利用を町総務課が認めたという。ただ、昨年12月の墓参は公務に無関係で、藤井町長は「不適切だったが、当たり前に公用車を使う発想はない。今後は公私の区別を明確にしていきたい」と話した。

朝日新聞社

最終更新:5/19(金) 20:24

朝日新聞デジタル