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木造モダニズム住宅など10件を国重文に 審議会が答申

朝日新聞デジタル 5/19(金) 17:31配信

 文化審議会は19日、戦前の木造モダニズム住宅の代表作とされる聴竹居(ちょうちくきょ、京都府大山崎町)や、四国八十八カ所霊場札所の白峯寺(しろみねじ、香川県坂出市)など10件の建造物を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。

【写真】旧内田家住宅

 聴竹居は1928年完成の木造モダニズム住宅の代表作。京都帝国大教授の藤井厚二氏が自宅として設計した。数寄屋風の外観で近代的なキッチン、地中で冷やした風を床下から取り込む導気口(どうきこう)が設置されるなど、様々な工夫がなされており、優れた意匠と高い学術的価値が認められた。

 白峯寺は、拝殿と、後方にある崇徳(すとく)上皇殿などが渡り廊下で接続されている特異な形態で、四国霊場の興隆と上皇崇敬の様相を示している。

 また文化審議会は、兵庫県養父(やぶ)市の大屋町大杉伝統的建造物群保存地区を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも答申した。

 ほかの重文の新規・追加指定は以下の通り。

 【重要文化財】旧双葉幼稚園園舎(北海道帯広市)▽大雄寺(だいおうじ、栃木県大田原市)▽旧内田家住宅(愛知県南知多町)▽観心寺恩賜(おんし)講堂(大阪府河内長野市)▽旧和歌山県会議事堂(和歌山県岩出市)▽本河内(ほんごうち)水源地水道施設(長崎市)▽玉御殿(たまうどぅん、沖縄県伊是名〈いぜな〉村)▽瀧谷寺(たきだんじ、追加、福井県坂井市)(後藤洋平)

朝日新聞社

最終更新:5/19(金) 18:51

朝日新聞デジタル