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<薪御能>幽玄に酔いしれ 奈良で始まる

毎日新聞 5/19(金) 19:54配信

 古都の初夏を彩る「薪御能(たきぎおのう)」が19日、奈良市の興福寺と春日大社で始まった。同寺南大門跡での「南大門の儀」では、演者や舞台をかがり火が照らし出し、観客らは幽玄な雰囲気に酔いしれた。

 平安時代初期の869(貞観11)年に起源を持つ伝統の能。能楽四座(観世、金春、宝生、金剛)が競演し、大蔵流の狂言もある。この日は午前に春日大社で金春流が「翁おきな」を奉納。夜の南大門の儀では金春流による「玉葛(たまかずら)」が演じられた後、薪に火が入れられた。

 20日は午前11時から春日大社で「御社上(みやしろあがり)の儀」、午後5時半から興福寺で「南大門の儀」として演目が予定されている。【中津成美】

最終更新:5/19(金) 19:54

毎日新聞