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万景峰、ウラジオ入港 露の対北融和姿勢浮き彫り

産経新聞 5/19(金) 7:55配信

 【モスクワ=黒川信雄】インタファクス通信によると、北朝鮮北東部の経済特区、羅先(ラソン)の羅津(ラジン)港を出発した同国の貨客船「万景峰(マンギョンボン)」が18日朝、ロシア極東のウラジオストク港に到着した。両国を結ぶ初の貨客船航路で、今後、1週間ごとに両港を往復する。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への国際的な圧力が強まるなか、同国に融和的なロシアの姿勢が改めて浮き彫りになった。

 新航路の開設は、羅先と陸路で結ばれている中国吉林省琿春市などからの観光需要を取り込む狙いがあるとされる。

 18日の便にも中国人観光客らが乗船していたという。

 ロシアの運航会社「インベスト・ストロイ・トレスト」は露メディアに、貨物は入念に検査されるため、国連安全保障理事会の制裁決議による規制対象品が輸送されることはあり得ないと強調した。

 露朝間ではほかに、沿海地方のハサンが北朝鮮と鉄道で結ばれているほか、平壌-ウラジオストク間の定期航空便がある。

 以前、日朝間を往来していた北朝鮮の貨客船で、日本政府が2006年に制裁措置として入港を禁止した「万景峰92」とは別の船。

最終更新:5/19(金) 7:55

産経新聞