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<大相撲夏場所>突っ張り披露のニュー白鵬「千秋楽まで」

毎日新聞 5/19(金) 22:41配信

 昨年夏場所を最後に賜杯から1年遠ざかる白鵬が気迫あふれる相撲で白星を積み重ねている。6連勝は、早くも日馬富士と横綱2人だけだが、「当然でしょう」。歴代1位の優勝37回を数える第一人者が悠然と答えた。

 4日目に稀勢の里から金星を挙げた遠藤に突っ張って出た。「流れの中で行った」と言うが、昨年九州場所は相手得意の左四つから一気の攻めを許して初めて敗れただけに、今度は懐に入れさせない。終始、相手を自分の正面に置いて突き放した。遠藤はたまらず頭を低くする。するとそれを押さえつけるように思い切り引くと、遠藤は土俵下へ飛び出した。

 激しい相撲だったが、土俵下の藤島審判長(元大関・武双山)は「あまり余裕の相撲ではないね」。昨年の夏場所で全勝優勝した後は休場が2場所、成績も11勝が最高だ。32歳になり「無理をすると、どこか痛めるようになった。昔に戻ることはできない」と、かつての右四つ左上手の絶対の形に持ち込めない、もどかしさも口にする。この日も「まわしを取れるに越したことはないけど」とポツリと話した。

 一方で「引き出しもいろいろある。まず千秋楽まで取ることが大事」とも。「ニュー白鵬」がまず、第1弾の突っ張りを披露した。【飯山太郎】

最終更新:5/19(金) 22:41

毎日新聞