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<プロ野球>暗闇抜け出すサヨナラ打 ロッテ・根元

毎日新聞 5/19(金) 23:49配信

 ○ロッテ4-3楽天●(ゾゾマリン・19日)

 ロッテが長い暗闇から抜け出すための光は、33歳のベテラン、根元のバットから生まれた。今季初のサヨナラ勝ちで、連敗の苦しみからようやく解放された。

 延長十回1死二、三塁。「ずっと待っていた」というフォークがフルカウントでようやく来た。外角低めへの難しいボールだったが、必死に手を伸ばしてくらいつく。うまくバットに乗った白球は右前へ。右腕を大きく突き上げ、喜びを表現した。

 開幕を2軍で迎えたが、好調の打撃を買われて14日に昇格。これまで出場4試合のうち、3試合で安打を放つなど、個人としてはそれなりに活躍していたが、勝利には結びつかず、複雑な思いだったという。

 この日はエース涌井が、立ち上がりから粘り強い投球。根元は「連敗を止めるには涌井しかない」と考え、三回にも今季初打点となる中前適時打を放つなど集中力を発揮していた。

 実は「もっと派手に喜びたかった」という根元。しかし、残り100試合以上あるとはいえ、これだけ首位に大差をつけられた状態。だから「感情を抑えた」という。

 伊東監督も試合後「ほっとした」と言いつつも「うちは連勝するしかない」と語った。まだたったの10勝目。真の意味で喜ぶには、勝ち続けるしかない。【岸本悠】

最終更新:5/19(金) 23:49

毎日新聞