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【オークス】武豊騎乗のリスグラシューを筆頭に6頭が出走するハーツクライ産駒に注目!

スポーツ報知 5/19(金) 22:29配信

◆第78回オークス・G1(芝2400メートル、21日・東京競馬場)

 ハイレベルの3歳牝馬路線。クラシック1冠目の桜花賞に、4戦全勝、断然の1番人気で挑んだソウルスターリングが3着と敗れ、8番人気の伏兵レーヌミノルが制したことで、にわかに混迷の度が増してきた。距離が800メートル延びるオークス・G1(21日、東京・2400メートル)の攻略法はどこにある…。

 まずレーヌミノルにはデータ的にプラスと言えない材料がそろっている。過去に桜花賞、オークス2冠を達成したのは13頭いるが、2000年以降でもスティルインラブ(03年)、ブエナビスタ(09年)、アパパネ(10年)、ジェンティルドンナ(12年)と錚々たる顔ぶれ。桜花賞時にそれぞれ2、1、1、2番人気と高い支持を得ていた馬たちだ。8番人気以下の桜花賞馬は、オークスで未勝利(96年ファイトガリバー2着、08年レジネッタ3着)の記録が残る。小倉デビュー組も1勝(95年ダンスパートナー)のみ。ダイワメジャー産駒は重賞25勝中、23勝がマイル以下(カレンブラックヒルが1800メートル重賞を2勝)。2400メートルをこなす持久力に疑問を感じる。

 ソウルスターリングのように前走、桜花賞で初黒星を喫し、オークスで巻き返したのは過去に3例。1991年イソノルーブル(5着)はレース前の落鉄で裸足で走り、2005年シーザリオ(頭差2着)は大きく出遅れ、昨年のシンハライト(鼻差2着)は、いったん完全に抜け出したところをジュエラーに出し抜けと、敗因が明確だった。やや重馬場だったとはいえ、ソウルスターリングの完敗3着(1/2馬身+首)は、やや物足りない。

 さて今年のオークスに父として、大挙6頭を送り込むのがハーツクライ。桜花賞2着リスグラシュー、百日草特別でカデナ、クイーンCでアエロリットを破ったアドマイヤミヤビ、忘れな草賞Vのハローユニコーン、フローラS1番人気(8着)のホウオウパフューム、唯一の2400メートル経験馬マナローラに、未知の魅力秘めるレッドコルディスとなかなか強力な布陣。

 種牡馬ハーツクライは、母の父に構えるトニービン(ダービー馬ウイニングチケット、ジャングルポケット、オークス馬エアグルーヴ、レディパステルを輩出)の血が騒ぐのだろう。東京、それも2400メートルの舞台となれば、抜群の存在感を発揮する。思い出されるのが、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーでオークス、日本ダービー連勝の離れ業をやってのけた2014年。母の父がそれぞれスピニングワールド、タイキシャトルのスプリンター系であったにも関わらず、東京の2400メートルをねじ伏せた血の威力は強烈だった。

 当時はオークス、ダービー合わせて3頭(他にオークスにマジックタイム出走)での連勝劇だったが、今年は何と現時点で9頭出し(ダービーはサトノクロニクル、スワーヴリチャード、マイスタイルが登録)の様相。産駒の勢いは2014年以上で、上位独占の期待がかかる。この2週は「父ハーツクライ」から目が離さないほうが賢明だろう。

最終更新:5/19(金) 22:29

スポーツ報知

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