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加藤浩次、吹き替え声優「やっぱり難しい」 遠藤憲一は“せりふ一言”で充分?

5/19(金) 15:00配信

オリコン

 2014年に公開されたマーベル・スタジオ作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(公開中)。同作の日本語吹き替え版で、凶暴で毒舌なアライグマ・ロケットを演じたお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次と、幼木ベビー・グルートを演じた遠藤憲一に、改めて感じた声優の難しさや、作品の見どころを聞いた。

【動画】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』特別映像

 同作は、銀河のはみ出し者たちが集まった異色ヒーロー・チームが、銀河を救うために活躍する姿を描くアクション大作。今作では、ガーディアンズのリーダー、ピーター・クイルの父親を名乗る謎の男・エゴが登場。仲間からの忠告にも関わらずエゴに魅了されていくピーターの姿を見て、次第にチームの絆に亀裂が…というストーリー。

 加藤は、遺伝子改造が施された高度な知能の持ち主で、武器のエキスパートでもあるロケット役、遠藤は“樹木型ヒューマノイド”グルートから、今作では小枝の挿し木として蘇り、やっと小さな木に育ったベビー・グルート役。

 続投が決定して「前回でクビかなと思ったんですけれど、そうならなくてよかったです。率直にうれしかった」と声を弾ませた加藤と反対に、「ボクはグルート」の一言のみで感情を表現した遠藤は「今回はグルートがかわいくなるって聞いたので、無理って思った」と率直な思いを打ち明けつつ、「声を加工してくれるってことで引き受けました。『気持ちだけ入れてください』って言われて、それはそれで特殊な仕事なので、おもしろいなって思って、喜んでやりました」と語る。

 早口でセリフも多いロケットを演じた加藤は、難易度は前作と同じだったと明かし、「やっぱり難しいです。やればやるほど思いますね。ロケットはCGなので、表情がよくわからないところもあるし、早口。難しいですよ」と実感を込める。苦労したのは、序盤に登場する、ピーターとロケットが宇宙船内で争うシーン。「監督から何回も、原音のブラッドリー・クーパーさんのテンションに近くなるように言われました」と振り返った。

 遠藤が苦労したのは、予告編などでも目にしたことのある人も多いであろう、ロケットから時限爆弾のボタンを説明される場面。ロケットから、押していいボタンと押してはいけなボタンを教えられるものの、理解できないグルートの様子に笑いが生み出されるシーンだ。

 「監督からいろいろテンションを変えてみてっていわれて、一番時間がかかりました。上げたり下げたりだとどうも感じが伝わらないので、(本国版声優の)ヴィン・ディーゼルさんの声を聞いてみたら、気持ちが入っていた。『こっち? こっち?』っていうのを『ボクはグルート? ボクはグルート?』で言わないといけなくて大変だったけれど、気持ち優先でいえば伝わると思いました」。

 遠藤のせりふは一言、さらに加工した声。加藤は思わず「正直に言っていいですか? 遠藤さんじゃなくてもよかったです(笑)」と冗談交じりに笑ったが、「でも、高い声に加工されているけれど、遠藤さんらしさが一言に出ていた。あのニュアンスは遠藤さんにしかだせない」と太鼓判を押した。

 その言葉に安堵の表情を浮かべていた遠藤だが、グルートの声優については「もう、一言で充分です」と笑い、「僕はどっちかっていうと身体で演技したいという方なので、自分のリズムと違う言い回しでずっとしゃべるのはなかなか難しい。加藤さんは本当にすごいなって思いました。達人の域ですよね」と尊敬を込めていた。

 絶体絶命の危機であっても“ノリ”で切り抜けてしまうガーディアンズたちを「すごく好き」といい切った加藤は、作品について「すごく緊迫したシーンでふざけているという(笑)。ああいうのは、僕らの仕事でも結構多い」と共感。遠藤は「宇宙の話、生命の話みたいなことを語る場面があるんですけど、それを見たときに哲学というか、ちょいちょい結構深いものをブチ込んでくるんだなあと思ったんです。にぎやかで楽しいだけの作品とは違う。ハラハラ、ドキドキの先に、考えさせられることが結構さりげなく入っている、特殊な作品ですよね」と魅力を語った。

最終更新:5/19(金) 15:00
オリコン