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石川だ!近藤だ!ヤクルト、東京ドームでは20年ぶりG戦連続完封

サンケイスポーツ 5/19(金) 5:00配信

 (セ・リーグ、巨人0-1ヤクルト、8回戦、4勝4敗、18日、東京D)“真中再生工場”で「鬼門」を突破した! ヤクルトは18日、巨人8回戦(東京ドーム)に1-0で勝利した。先発・石川雅規投手(37)が六回一死二塁まで、7安打無失点と粘りの投球。その後を受けた近藤一樹投手(33)が2者連続三振に斬ってピンチをしのぎ、零封リレーの主役となった。敵地、東京ドームでの巨人戦カード勝ち越しは2012年3月30日-4月1日以来、5年ぶり。東京ドームでは20年ぶりとなる2試合連続完封勝利で、上昇気流に乗る。

 今のヤクルトには、この男がいる。1-0で迎えた六回一死二塁、一打同点のピンチ。先発の石川からバトンを託された近藤は、長野、実松を2者連続の空振り三振に仕留め、価値ある勝利をたぐり寄せた。

 「打たれても同点、それぐらいの割り切りで投げた。圧倒的な投球はできないので、どんな形でも一つ一つアウトを取れればいいと思う」

 気迫の10球を笑顔で振り返った。長野には1、2球目と内角への直球を投げ、一転して4球連続外角へのスライダーで中途半端なスイングを誘った。実松には140キロの直球を内角に投げ込み、反撃の芽をつんだ。

 一方の石川は、7安打されながら無失点と粘りの投球。11日の広島戦(神宮)に続く六回一死からの近藤への継投で、自身2連勝を飾った。それでも「救援陣に厳しい場面で助けられている。次はイニングを投げきりたい」と、今季4勝目に導いてくれた近藤ら救援陣に感謝しきりだった。

 その近藤も、昨年7月にトレードでオリックスから加入した、石川と同じプロ16年目。古巣では4年連続で右肘の手術を受け、2014年オフには育成契約となるなど順風満帆ではなかったが「チャンスをいただいた」と新天地で恩返しの思いを胸に奮闘中だ。今季は8試合に登板して無失点と、ここぞの場面でチームを救っている。

 「何事もオリジナルなものにしたい」。それが流儀だ。契約する久保田スラッガー社のグラブの人さし指カバーは癖が出にくいよう、付け根部分まで覆い、ウェブ(網)には強い打球を止めるため、通常は通さない部分にもひもを通すなど独自の仕様に改良している。

 またも“再生工場”で勝利をつかんだ。昨年、オリックスから加入した坂口は不動の先発メンバー。開幕3戦目では日本ハムを戦力外になった鵜久森が代打サヨナラ満塁弾を放った。9日の広島戦(神宮)で代打サヨナラ弾を放った大松は、ロッテを戦力外になって今季加入した選手。そして、この日は近藤が勝利を呼び込んだ。

 東京ドームでの巨人戦勝ち越しは5年ぶり。敵地での2試合連続完封勝利は日本一になった1997年以来、20年ぶりだ。「本当にしびれた。近藤は向こうに流れを与えない素晴らしい投球だった」と真中監督。4位・DeNAとのゲーム差は1。華麗な零封リレーで、燕が反攻ののろしを上げた。

最終更新:5/19(金) 5:00

サンケイスポーツ

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