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八村塁、米NCAAで「高いレベルでやって、自信がついた」/バスケ

サンケイスポーツ 5/19(金) 15:01配信

 バスケットボール男子で、NCAA(全米大学体協)トーナメントに日本人として初めて出場した八村塁(19)=ゴンザガ大=が19日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで帰国記者会見を行い、1年間の手応えを口にした。

 八村は会見冒頭、「1年間、温かい支援と応援をありがとうございました」とあいさつ。「NCAAトーナメントで決勝にいく高いレベルのチーム。そこで毎日練習し、そういう人(チームメート)とやることで自信がついた。特にでかい人とやることは、あまり日本ではなかったので…」と、自身の成長への実感を表した。

 16日夜に、1年ぶりに帰国。「本当に早かったと思う。勉強とバスケでずっと忙しい毎日で、時間のたつのが早く感じた」。当初は英語でのコミュニケーション能力に難があり、チームでは試合に出られない「レッドシャツ(練習生)」登録も検討したが、「ちょっとでも試合に出て感覚をつかみたくて、レッドシャツはしないと決めた」と八村。それでも「1年目は勉強と英語と、ゴンザガのシステムに慣れることを第一に、コーチからも次のシーズンにつなげる1年にしろといわれてやってきた」という。

 試合では、勝敗がついた場面で短時間出場する形が多かったが、その中でも自身の能力を示してきた。3月には、全米約5000の大学から68校しか出場できないNCAAトーナメントに大学が出場。準々決勝では3点シュートを決める場面もあった。

 2メートル03と身長があり、かつ動けるところや、腕が長いことなどは「米国でも、ずば抜けてはいないけれど、他の人よりは抜けているとコーチから言われた。身体能力を生かしたプレーをしていきたい」と、自身が米国でも十分に通用するという確信を得たという。

 「米国でバスケをする上で一番大事」という英語でのコミュニケーションも、「最初はコーチやチームメートの言っていることが分からなかったけれど、毎日いっしょにいて、ふざけあっているなかで、コミュニケーションをできていると感じることがすごくあった。選手同士で会話していて英語がうまくなったんだと感じた」。チームメートとの関係は「どこに行くのも一緒というくらい仲がよかった。チームメートと触れ合っている時間が一番楽しかった」そうで、充実した時間を過ごしたことをうかがわせた。

 中学でバスケットを始めたころから、宮城・明成高時代も、指導者からは常に「お前は米国へ行くんだ」といわれ、それが自身の夢だった。高校時代の2014年、U-17世界選手権で得点王となり、米国の大学から声をかけられるようになってゴンザガ大を選択。過去に日本人が誰も出られなかったNCAAトーナメントに出場と、夢はどんどん実現している。「夢であるNBAに近づいていると、毎年思っている」と手応えと自信は膨らんでいる。

 今回の帰国ではU-19W杯へ向けた日本代表の合宿に参加。12人に選ばれれば7月にカイロで行われる大会に出場する。「まだ候補なので、まずは僕のプレーを認められることが大事。これから頑張っていきたい」

 シニアの日本代表は20年東京五輪出場権獲得へ向け、来月3日からの東アジア選手権(長野)で歩みを始める。20年東京五輪の星とされる八村は「ずっと期待されて、だんだん近づいてきていると思う。まずはチームにしっかり入り、そこから日本のバスケのためになるように自分のプレーをしたい」と胸を膨らませた。

 日本で一番食べたいのは「白ご飯。米国で、おいしいお肉とかいろんなご飯を食べたけれど、白ご飯はなかった。今回、故郷の富山に絶対に帰りたいし、お米が一番おいしい県だと思っているので楽しみ」とも話した。

最終更新:5/19(金) 15:17

サンケイスポーツ