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(朝鮮日報日本語版) 韓国の現役大使、大統領選に肩入れした外交官の現場復帰を批判

朝鮮日報日本語版 5/19(金) 10:07配信

 大統領選挙を前後して外交官経験者たちの政治参加が活発化する中、ある現職の大使が「選挙陣営に身を投じた先輩たちの(外交現場)復帰に反対する」という趣旨の文書を韓国外交部(省に相当)内部のネット掲示板に掲載した。

 外交部関係者が18日に明らかにしたところによると、キム・ヨンホ駐ベラルーシ大使は今月13日、外交部関係者だけが閲覧できるネット掲示板に「公務員の政治的中立と職業公務員制度の確立」と題された文書をアップした。その中でキム大使は「ここ10年間、(韓国)大統領府はもちろん、内閣にもオールドボーイ(退職公務員)が戻ってきて、歴史を未来に前進させるどころか、過去に回帰させる退行現象が見られる。それは外交部内部も例外ではない」と指摘した。その上でキム大使は「退職した先輩外交官たちが候補者の陣営に加わって政治に関与したかと思えば、選挙が終わると政治家に転身するのではなく現役(の外交官)に復帰している」「(大統領候補者の)選挙陣営に加わった外交官経験者は外交官に復帰しない方がよい。それが後輩たちの政治的中立の維持、職業公務員制度の確立などにプラスになる」などと主張した。

 キム大使はこの文書の中で、会議を長引かせる尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官の仕事のやり方も批判した。尹長官も朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領が候補者だった当時、陣営内部で活動した後に外交部長官(外相)に任命されている。

 キム大使がアップしたこの文書は5日間で1500回以上閲覧された。コメント欄には「政権が代わるたびに政治的な影響を受けてはならない」といった応援のメッセージもあるが、一方で「政務活動に関する判断が求められる幹部たちの役割を狭める考え方だ」と批判的な意見もあった。

最終更新:5/19(金) 10:07

朝鮮日報日本語版