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【日本株需給】そして海外投資家以外、買い越しは誰もいなくなった

投信1 5/19(金) 11:20配信

個人投資家の売りがとまらない

日本取引所グループから、2017年5月12日の週までの日本株投資主体別週間売買動向のデータが開示されました。今回のデータは大型連休が明けて日本の決算発表が佳境を迎えた時期のデータです。

4月以降、「個人投資家の売り」対「海外投資家の買い」という構図が続いていますが、大型連休明けにはここにさらに信託銀行と投信が売り越し主体として登場してきました。

日経平均が2万円回復目前まで上昇した大型連休明け

まず、最近の相場のおさらいをしておきましょう。

日経平均は2017年3月2日に年初来高値19,668円1銭を付けましたが、3月16日に19,600円台を付けて以降下落に転じ、2017年4月17日に年初来安値の18,224円68銭を付けました。この下落の要因は、米景気の減速の兆候、トランプ政権の経済政策に対する失望、円高の進行、朝鮮半島や中東での政治・軍事リスクの高まりなどです。

しかしその後相場はじり高となり4月25日には19,000円台を終値ベースで回復、大型連休の前後で相場が崩れることなくじり高に推移し、あと一声で20,000円のところまで戻ってきました。

では、投資主体別の売買動向を確認してみましょう。

海外投資家の買い越し、6週連続に

海外投資家は6週連続で買い越しとなりました。1月から3月まで累計で1兆2千億円売り越してきた海外投資家は4月に入り積極的な投資姿勢に転換したと見て差支えないでしょう。

ちなみに週次の買越額は次の通りです。

4月第1週 +908億円
4月第2週 +1,027億円
4月第3週 +2,770億円
4月第4週 +2,850億円
5月第1週 +1,583億円
5月第2週 +5,602億円

海外投資家の買い越しペースが強まってきたことがわかります。1週間で5千億円を超える買い越しをしたのは、昨年12月第2週以来です。日経平均がじり高になった牽引役は海外投資家だったと言って差支えないでしょう。年初来の通算でも約2,355億円の買い越しに転じました。

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最終更新:5/19(金) 11:20

投信1