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“世界最悪の紛争地“ソマリアでギャング更生に取り組む25歳の日本人

5/19(金) 18:36配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 様々なジャンルで難題に立ち向かい、日本に最も影響を与えると思われる人達を選ぶ、日経ビジネスの「次代を創る100人」。昨年、東京都の小池百合子知事や将棋の藤井聡太四段、野球の大谷翔平選手などと並んで選出されたのが、アクセプト・インターナショナル代表理事の永井陽右さん(25)。

 同誌のチーフ企画プロデューサーの柳瀬愽一氏は永井さんのことを「新しいマーケットに挑む若者の一人、次代を創る“探検家“の一人です」と評する。

 「嵐の櫻井君に似ていると言われませんか?」と尋ねられると、「目だけ…?」と爽やかに笑う永井さんだが、実は学生時代から、紛争が続くソマリアで支援活動を行なっているのだ。

 2016年に発生したテロ・武力衝突の件数を可視化した地図を見てみると、とりわけソマリアに集中していることがわかる。

 「ソマリアの紛争は1980年代後半に始まり、1991年には政府がなくなってしまいました。ソマリアが特異なのは、紛争に携わっている大人たちが、子ども達を自爆テロや兵士として使っていることです」。

“比類なき人類の悲劇“とまで言われる現実

 東アフリカに位置する国、ケニア・イスリー地区。なんと、この地に暮らす人の9割は隣国ソマリアからの難民で、その数はおよそ10万人にも上ると言われている。

 彼らが故郷を逃れなければならなかった理由がソマリア内戦だ。91年の政府崩壊後、21年にわたって「無政府状態」が続き、国連がアメリカを中心とする多国籍軍を派遣するも鎮圧に失敗。追い打ちをかけるように、度重なる飢饉が襲ったのだ。国民の多くが、命からがらケニアへと逃れてきた。

 ところが、ケニアで彼らを待っていたのは厳しい現実だった。
 
  「僕の家族はみんなドラッグを使っているよ。お父さんは密売をやっていたしね」
  「何度逮捕されたか覚えていないくらいだ」
  「いきなりショットガンで撃たれた。安住できる場所はどこにもない」
  「ドラッグを使うと馬鹿なことをやっちゃうんだ」

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最終更新:5/19(金) 18:36
AbemaTIMES