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体罰教職員 2016年度52人 長崎県内公立小中高 打撲・鼻血など17人負傷

長崎新聞 5/19(金) 10:21配信

 長崎県教委は18日の定例教育委員会で、2016年度に県内の公立学校(小、中、高、特別支援学校全576校)で教職員52人が体罰をし、児童生徒101人が被害を受けたと報告した。このうち17人が打撲など負傷した。

 前年度より体罰をした教職員は6人減り、被害児童生徒も23人減少したが、負傷者は4人増えた。池松誠二県教育長は「教えるべき子どもに暴力を振るうのは人権侵害。まだ体罰に対する認識が甘い教員がいるのは非常に遺憾」とし、従来より厳格な態度で根絶に臨む考えを示した。

 県教委によると、体罰をした教職員は中学校が最も多く33人。小学校13人、高校6人、特別支援学校はいなかった。態様は「素手でたたく」29件、「投げる、転倒させる」「たたく、蹴るなど」各5件、「棒でたたく」3件-など。児童生徒17人は頭や足の打撲、鼻血などのけがをした。

 前年度いなかった体罰に伴う懲戒処分は2人。指導に従わない小学生を倒して頭を蹴ったり、中学生の髪の毛をつかんで足を蹴るなどした。懲戒処分以外では、自習中に居眠りした高校生の頭を平手でたたき「態度にむかついた」と語気強く発言した事案などがあった。

 16年度に体罰で処分や指導を受けた教職員に対し、県教委は本年度から、怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」を含む研修を義務付ける。委員からは「子どもの怒りを収める方法の研修も入れてほしい」との声があった。

長崎新聞社

最終更新:5/19(金) 10:21

長崎新聞