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ワンコインで自宅防犯 福岡市のベンチャー首都圏進出 1人暮らしの女性も安心

qBiz 西日本新聞経済電子版 5/19(金) 10:59配信

 低価格の家庭向け防犯事業を手掛ける福岡市のベンチャー企業「プリンシプル」が、首都圏に進出した。これまで福岡を中心に九州で事業展開していたが、警備大手の全日警(東京)と業務提携し、4月から東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で本格的にサービスを始めた。今後さらなる事業エリアの拡大を目指す。

 プリンシプルが提供する「スマートルームセキュリティ」は、不審者が侵入すると窓やドアに設置したセンサーが反応して室内の専用機器に信号を送り、登録した連絡先にメールやアプリで異常を通知する仕組み。

 インターネットの接続環境があれば初期費用は1万4800円、月額の基本料は500円。追加で月額880円を払うと、緊急時に警備員に現場への駆け付けを依頼できる。警備員の駆け付けを警備会社に委託し、設備も最低限にすることでコストを抑えた。

 九州では福岡市の警備会社にしけいと業務提携し、2014年にサービスを開始。10~30代の1人暮らしを中心に、順調に利用者を伸ばしてきた。17年3月末時点の利用者は16年末と比べて約50%増。首都圏でのサービスの要望もあり、全日警と業務提携した。サービスの案内は不動産会社を通じて行っており、首都圏でも反応は上々という。

 同社がこのサービスを始めたきっかけの一つが、1人暮らしの女性が被害に遭う性犯罪が多発している状況だった。原田宏人社長(33)は「ホームセキュリティの普及率はまだまだ低い。導入しやすいシステムで安心して暮らせる環境づくりに貢献したい」と話す。

西日本新聞社

最終更新:5/19(金) 10:59

qBiz 西日本新聞経済電子版