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スイセン食中毒 頻発 ニラと誤食、過去には死亡も 厚労省「注意を」

日本農業新聞 5/19(金) 7:03配信

 スイセンをニラと誤って食べ、食中毒となる事故が各地で相次いでいる。5月以降、山梨県と長野県で20人近くが嘔吐(おうと)や腹痛を発症した。厚生労働省によると、過去10年間に発生した有毒植物による食中毒のうち、スイセンによる事故が最も多い。過去には死に至った事例もあり、注意が必要だ。

 5月16日には長野県の高等専修学校で食中毒が発生した。授業で作ったニラ入りスープを食べた教員と生徒11人が、嘔吐などの症状を訴えた。スイセンをニラと誤って調理したとみられる。

 山梨県でも5月、家庭で作った料理にスイセンが混入し、食べた5人が腹痛や吐き気を訴えた。自宅の家庭菜園で栽培していたニラのそばにスイセンが生えていたことから、ニラと誤って採取したとみられる。

 この他、4月には青森や福島、岡山でも食中毒が発生している。

 厚労省によると、スイセンはニラやノビルと姿が似ている。また、スイセンの鱗茎(りんけい)はタマネギと間違えやすいという。同省は「食用の野草と確実に判断できない植物は絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげない」と呼び掛け、「家庭菜園や畑などで野菜と観葉植物を一緒に栽培するのはやめ、山菜採りなどではよく確認を」としている。

日本農業新聞

最終更新:5/19(金) 7:03

日本農業新聞