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ロスチャイルド、シリコンバレーに新オフィスを開設

5/19(金) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ヨーロッパ最古の銀行の1つ、ロスチャイルド(Rothchild & Co.)がシリコンバレーに進出する。

シマウマの馬車に乗る第2代ロスチャイルド男爵

サンフランシスコ・オフィスの開設を発表したロスチャイルドは、テック企業を対象としたビジネス・アドバイス事業に本格的に参入する。テクノロジー部門のグローバル責任者としてクリス・ガートナー(Chris Gaertner)氏を、同部門のマネージング・ディレクターとしてワリード・キアリ(Walid Khiari)氏を採用した。両者は直近でクレディ・スイスに勤めていた。

「我々はこれまでサンフランシスコ・ベイエリアの顧客にサービスを提供してきた。そこに新オフィスを開設することで、我々はチームを強化し、顧客に最高のスタッフとサービスを提供していく」と、ロスチャイルド・グローバル・アドバイザリーの責任者であるロベルト・レイタン(Robert Leitao)氏は述べた。

シリコンバレーの新オフィス開設に先立ち、同社はシカゴにも新しいオフィスを開設する。シカゴ・オフィスは元ゴールドマン・サックスのマネージング・ディレクター、エリック・ハーシュフィールド(Eric Hirschfield)氏が統括する。8月には、元UBS銀行のジミー・ニーサ(Jimmy Neissa)氏をロスチャイルドの北米責任者として迎え入れる予定だ。

ロスチャイルドは、M&Aや資金調達のアドバイスの他、法人、家庭、個人、政府向けの投資や資産管理ソリューションを提供している。

同社は長い歴史を誇る。今から200年以上前、ドイツの銀行家マイアー・アムシェル・ロートシルト(Mayer Amschel Rothschild)氏が一族の経営基盤を確立した。19世紀初頭にはその5人の息子が、ロンドン、パリ、フランクフルト、ナポリ、ウィーンで銀行業を始めた。

ロスチャイルドは今や、業界を代表するM&Aアドバイザリー企業の1つだ。金融サービスのディールロジック(Dealogic)によると、同社の2016年のヨーロッパにおけるM&A部門での収入は第5位、3億8400万ドル(約440億円)にのぼり、シティ・グループ、クレディ・スイス、バークレイズ、ドイツ銀行を上回った。

同社のウェブサイトによると、ロスチャイルドは現在、世界40カ国に約2800人の従業員を擁している。

source: Wikimedia Commons

[原文:A European banking dynasty just made a big move in Silicon Valley]

(翻訳:梅本了平)

最終更新:5/22(月) 18:41
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